小澤征爾 マーラー交響曲第2番
「私は楽団員に、マーラーに接したその時々のフレッシュな自分を音楽にぶつけ、外へ出ていく音楽をやるように要求しつづけている。」
小澤征爾が、「カラー版作曲者の生涯 マーラー」(新潮文庫)の中のコラムに記した言葉である。小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラによるマーラー交響曲第2番は、緊迫感、たおやかさなどの表出がはっきりした明快な演奏。終楽章では、指揮者、オーケストラ、ソリスト、合唱団員が渾然一体となって気迫ある音楽を創りあげている。
1991年、合唱に初めて参加した曲がマーラー交響曲第2番であり、自然とその思い出がよみがえった。
マーラー:交響曲第2番
小澤征爾 マーラー サイトウ・キネン・オーケストラ
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