おはん
2人の女の間で揺れる男の独白で綴られる、宇野千代の小説「おはん」。藤岡琢也の朗読は、不甲斐ない男の台詞から、女の哀しさと強さをくっきりと浮かび上がらせる名人芸。
おはん (新潮CD)
宇野 千代
おはん (新潮文庫)
宇野 千代
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2人の女の間で揺れる男の独白で綴られる、宇野千代の小説「おはん」。藤岡琢也の朗読は、不甲斐ない男の台詞から、女の哀しさと強さをくっきりと浮かび上がらせる名人芸。
おはん (新潮CD)
宇野 千代
おはん (新潮文庫)
宇野 千代
立川志の輔による「唐茄子屋」では、キャラクターの造形や、筋運びに志の輔の優しい人柄がよく現れている。からりとした人情噺に仕上げた一品。
志の輔らくご 両耳のやけど5
立川志の輔
ジャズ・ピアノの大御所、辛島文雄による、スタンダード・ナンバーのソロ・アルバム。闊達自在に奏でられるメロディは、馴染み深さもあり、リラックスしたムードを生み出す。
尾田栄一郎のコミック「ONE PIECE」もついに51巻に達した。 ひとつながりの話として、よくここまで続くと思う。しかも、話の勢いが衰えないのがすごい。伏線の妙も冴えている。少年のもつ「ワクワク感」を大事にしているとのこと。スキルとハートが融和した作品には、安心してひたれる世界がある。
NHK大河ドラマ「篤姫」第49回は、「明治前夜の再会」。大奥を去る篤姫の姿を描く。
大奥を実務的に仕切っていた滝山を演じた稲森いずみが、ドラマを支える大きな役割を果たしていたことを、別れのシーンで改めて強く感じた。
心地よい癒し系の音楽を集めた「pure」シリーズの第3弾。久石譲「あの夏へ」、坂本龍一「Parolibre」、岩代太郎「Song For Poseidon 2002」、深町純「ヘッドライト・テールライト」など、日本を代表するミュージッシャンのピアノ曲から、「ワールド・イン・ユニオン」「アイーダ」「おぼくり~ええうみ」など、多彩なヴォーカル曲まで幅広い選曲になっている。単なるヒーリング・ミュージック集ではなく、聴き入るほどに味のある18曲が収められている。
pure 3 - be natural
ミュージック・セラピー
菊池寛の名作「藤十郎の恋」「恩讐の彼方に」を林隆三が朗読したCDを聴く。「藤十郎の恋」では、芸の道に心をくだく主人公の心理描写が実に見事に語られている。春の京都の華やいだ明るい冒頭から、後半の仄暗い中での葛藤のシーンへとつらなる変化が作品の深みを増している。
「恩讐の彼方に」は、菊池寛の巧みな文章の妙を、林隆三の語りがじっくりと伝えてくれる。
清廉で明朗なボニー・ジャックスの歌声は、疲れた帰り道でも心を和ませてくれる。
決定版 ボニー・ジャックス
ボニージャックス
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