天地人とワンピース
日曜日には、午前中にアニメ「ワンピース」、午後にNHKの大河ドラマを見る。「ワンピース」と「天地人」、どちらもストーリーの進みが遅いという点で共通しているが、最近は「ワンピース」のヴォルテージが上がってきている。特に、第396回で描かれる人間オークション会場でルフィが怒りを爆発させるシーンには、作り手の気迫が伝わってきた。ストーリーが良いと、アニメの作り手や声優も俄然燃えるのだろう。
それに対して、「天地人」のゆったりとした緊迫感のない展開はどうしたものか。ともあれ、第15回「御館落城」において、上杉謙信死後の家督争い「御館の乱」が上杉景虎の死去によりようやく一段落を見せる。物語や台詞、演出があまりにストレートで、分かりやすいといえば分かりやすいが、やや間延びした印象は免れない。「新選組!」のような密度の濃い脚本や「風林火山」の前半のような緊迫感が懐かしく思い起こされる。
コメント