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プラネテス 3

 「プラネテス」第3巻では、宇宙と人との関わりが、より深みを持って描かれる。愛をめぐる多くの名シーンに彩られた、珠玉の名編。

プラネテス (3) (モーニングKC (863))
4063288633

プラネテス 2

 宇宙と人との関わりを描く幸村誠のコミック「プラネテス」第2巻。木星往還船の乗組員を目指す主人公を軸に、ダイナミックで深淵な物語が展開される。
 宇宙という広大な空間を舞台にしながら、宮沢賢治のように人の内面に迫る。ロックスミス、タナベなど、人々の設定も秀逸。建造物の緻密な描写と宇宙の表現が物語を支える。

プラネテス (2)
4063287785

宮本文昭 オマージュ・オ・ブルー

 宮本文昭のオーボエによる「オマージュ・ブルー」は、心安らぐアルバム。オーボエのまろやかで暖かい音色を中心にした、メロディアスなオーケストレーションが心地よい。じっくりと聴くに値するが、ドライブにも実によく合う。

オマージュ・オ・ブルー
朝川朋之 宮本文昭
B00005G884

ブレンデル ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ

 ブレンデルの正統的なアプローチは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの魅力をよく引き出している。特に、後期のピアノソナタについては、曲そのものの偉大さをストレートに伝えてくれる。第30番、第32番はことに良い。

ベートーヴェン:後期6大ピアノ
ブレンデル(アルフレッド)
B00005FFEU

爆笑オンエアバトル アンジャッシュ

 アンジャッシュの爆笑オンエアバトルのDVDを見る。
 話題のすれ違いからくるおかしな会話や、まったく違うシチュエーションで電話をしている二人なのになぜか成り立ってしまう会話など、よく練られた知的なコントの数々に爆笑と共に感心する。

爆笑オンエアバトル アンジャッシュ [DVD]
B00005L86U

魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~

 NHKスペシャル「魔性の難問」は、ゼータ関数の自明でない零点に関わる「リーマン予想」を、素数の謎を全面に出して映像化した番組。自然数の列で、素数が現れると階段が1段上がることで表現するなど、工夫をこらしている。暗号化や物理法則との関連などにも触れられていたが、もう少しつっこんだ説明が欲しかった。しかし、数学の解説番組は少ないだけに、制作に踏み切った姿勢は評価したい。小学生の子どもたちは興味を持って見ていた。今後も、良質な数学の番組が放送されることを期待したい。

NHKスペシャル 魔性の難問

養老孟司が語る「わかる」ということ

 「バカの壁」の著者、養老孟司が2003年7月に愛知サマーセミナーで行われた講演のCDを聴く。
 「生き物は変化するのに、情報は変化せずに留めてしまう。情報化社会は自己の情報化。」など、示唆に富む内容をざっくばらんな口調で語る。解剖学で培われた科学的な知見と、死と向き合うことによる哲学的な洞察がないまぜになった独特の話が展開される。

養老孟司が語る「わかる」ということ (新潮CD講演)
4108301382

カトリオーナ・マッケイ スターフィッシュ

 ケルティック・ハープ奏者、カトリオーナ・マッケイによるソロ・アルバム”スターフィッシュ”。軽やかで瑞々しい演奏。新しさと懐かしさが渾然となっており、自然と心地よい音楽の世界に引き込まれる。

スターフィッシュ
カトリオーナ・マッケイ
B001DSP8PA

バックハウス ベートーヴェン ピアノソナタ30,31,32

 バックハウスが弾くベートーヴェン、ピアノソナタ第30番、第31番、第32番。晩秋の木漏れ日のようでもあり、人生の様々な相を写し出す水面のようでもある。
 バックハウスはベートーベンが晩年に紡いだ名曲を真摯に実直に奏で、その音楽を聴く者の深奥に直接響かせる。

ベートーヴェン:Pソナタ第30
バックハウス(ヴィルヘルム)
B0001FABUI

菅原洋一 父と子の唄

 菅原洋一が歌い、息子の菅原英介がピアノの伴奏をする、NEW CLASSICAL CONCERT VOL.3~父と子の唄~。シンプルなピアノ伴奏であるため、歌のよさが引き立つ。

NEW CLASSICAL CONCERT VOL.3~父と子の唄~
菅原英介 菅原洋一
B000QUCX1S

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