奇跡と呼ばれた学校
「授業を柱とする3年間の高校生活の中で、どれだけの仕掛けやきっかけが用意されているか。学校の値打ちはこれで決まると言ってもよい」
1999年、京都市立堀川高等学校が普通科に加え、「人間探究科」と「自然探究科」を加え、新たにスタートした。新たなスタートを切った堀川高校は、3年後に前年度6人だった国公立大学現役合格者を106人に伸ばす。それは、次世代のリーダーとなり得る志の高い人材を育てたいという思いと、「探究」を初めとした様々な仕掛けがもたらした結果であった。
堀川高校の荒瀬克己校長が、改革の実践例と高校教育への思いを語る。その言葉は、自分自身の総合学科の改編に関わった経験とも重なり、多くの共感を覚えるとともに、強い説得力を持って胸に迫った。
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