« 2010年9月 | メイン | 2010年11月 »

ワールド・ワイド・ワイド・ニュース

 政治家のパロディでおなじみの「ザ・ニュースペーパー」によるファーストDVD。福田内閣辞任後の世相を反映して、小泉、麻生、福田、石破などの面々を演じる。やや冗長さが目立つが、個性をとらえた演技は印象に残る。

ワールド・ワイド・ワイド・ニュース [DVD]
B001F8ROHS

ピンキーとキラーズ

 1968年のヒット曲「恋の季節」を含む、ピンキーとキラーズのCD。山高帽に黒いパンタロンスーツという出で立ちで、ビジュアル的にもアピールをしたグループ。曲集は、温良なポップス歌謡としてゆったりした心地で聴ける。

とび出せ!ピンキラ“恋の季節”
ピンキーとキラーズ
B00005F7XD

アニジャズ 1st note 東京ブラス・スタイル

 女性ユニット東京ブラス・スタイルによる、アニメソングのジャズ・アレンジ。「鉄腕アトム」「銀河鉄道999」「ひみつのアッコちゃん」などの名曲をひとひねりしたアレンジで軽快に奏でる。

アニジャズ 1st note
東京ブラス・スタイル
B000BM6IDK

茂木健一郎「脳と創造性」

 茂木健一郎「脳と創造性」のCDを聴く。2006年4月14日に行われた慶應丸の内シティキャンパス定例講演会を収録したもの。
 創造性の脱神話化、論理と直観、不確実性と感情、コミュニケーションと他者、感情のエコロジー、セキュア・ベース、クオリアと文脈、一回性とセレンディピティなど、茂木健一郎の持論が勢いよく次々と語られる中身の濃いCD。
 河合隼雄が筒井康隆の夢判断をする箇所には、長男もたいへん興味を示した。

茂木健一郎「脳と創造性」[CD]
4903478491

龍馬伝 42

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」第42回は「いろは丸事件」。 いやあ、たいへんに力の入っていた回で、面白く見られた。ジャバ・ザ・ハットのような強面の中尾彬を紀州の勘定奉行に据え、手強さを演出するが、それに全くひるむことなく理論武装と周到な根回しに裏打ちされた強気で押し通す龍馬。その姿に喝采を送った人も多いと思う。今の日本の政治に求められている姿勢を体現してくれたようにも感じる。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」

群馬大学工学部 学園祭

Gundai01  家族で群馬大学工学部の学園祭に行く。キャンパスには多くの模擬店が建ち並び、大勢の人々が行き交いたいへん賑やかであった。

Gundai02  大学の研究室の展示がたいへん良かった。長男・次男は、化学のBZ反応などには特に興味を示していた。子どもたちの相手を丁寧にしてくれた学生さんたちに感謝。科学に親しむ展示や研究成果をもっと多くの研究室が行ってほしいと思った。

Gundai03  喫茶室では、ジャズの生演奏を手が触れそうなくらい間近の席で聴く。セロニアス・モンクの曲で、なかなかいい演奏。特に、ドラムの繊細な表現には感心した。子どもたちにも本物のジャズを聴かせることができて良かったと思って目をやると、兄弟共におしぼりで人形を作ってスプーンを剣に見立てバトルごっこをして遊んでいた。

Gundai04  レゴブロックによるロボットの作成は一時間ではきつかったが、なんとか親子で組み立てて動かすことができた。
 子どもたちも科学に興味を示しつつ大いに楽しみ、得るところが多かった1日。今後も研究室の展示の充実を期待したい。

群馬大学工学部

のだめオーケストラ LIVE!

 テレビドラマ「のだめカンタービレ」で使われた楽曲が収められたCD。オープニングのベートーヴェン交響曲第7番、エンディングのラプソディ・イン・ブルーのほか、ブラームス交響曲第1番、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番のハイライト、モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ」などが収録されている。ピアニカを使ったラプソディ・イン・ブルーはことに楽しい。
 物語で主要な役割を果たす音楽の数々から、原作やドラマの巧みな構成が思い起こされる。

「のだめオーケストラ」LIVE!
ショパン
B000I5YAD0

ロッテ歌のアルバム ポニーキャニオン編

 昭和33年から昭和54年まで放送された「ロッテ 歌のアルバム」。「津軽海峡・冬景色」「うそ」「雨がやんだら」「みずいろの手紙」「まちぶせ」等、熱く歌われ、多くの人々が歌い継いだ名曲の数々。当時の歌謡は、何度聴いても味わいがある。玉置宏のナレーションは、CDに少ししか収録されていないので、もっと聴きたくなる。

ロッテ歌のアルバム ポニーキャニオン編
オムニバス 朝丘雪路 あべ静江 玉置宏 にしきのあきら 金井克子 鹿内孝 石川セリ 岡田奈々 三木聖子 山本リンダ
B00008Z6M6

武家草鞋

 「清廉潔白」という言葉を最近は聞かなくなった。山本周五郎の「武家草鞋」は、清廉潔白を貫いたために世間との折り合いがつかず煩悶する武士の物語である。処世に自分を合わせることを潔しとせず、国許を去って放浪の果てにたどり着いた地。その自然美豊かな地で主人公を見守る老人と孫娘。深い人間洞察に裏打ちされた言葉の数々が胸を打つ好短編を、鈴木瑞穂が深みのある声音で味わい深く語る。

星新一 ひらめきの法則

 ショート・ショートを千編以上作った星新一による1974年の講演記録。訥々とした温和な語り口で、着想の方法や展開の様をきわめてわかりやすく語る。ハイセンスなショート・ショートの数々が、探求心から生まれることが、ふんわりとしたユーモラスな空気と共に伝わり、たいへん興味深かった。

ひらめきの法則 (新潮CD 講演)
星 新一
4108302354

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon