黒い裾
幸田露伴の次女、幸田文の短編「黒い裾」を藤村志保が朗読したCDを聴く。喪服に袖を通すたびに、人生の陰影を重ねていく主人公。その一代記が、凛とした日本語で印象深く綴られる。藤村志保の押さえた語りが、こまやかな情感を浮き上がらせる。端然とした日本の美に溢れた文章にふれ、薫風に身を委ねるような心地よさを覚える。
黒い裾 (新潮CD)
幸田 文
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幸田露伴の次女、幸田文の短編「黒い裾」を藤村志保が朗読したCDを聴く。喪服に袖を通すたびに、人生の陰影を重ねていく主人公。その一代記が、凛とした日本語で印象深く綴られる。藤村志保の押さえた語りが、こまやかな情感を浮き上がらせる。端然とした日本の美に溢れた文章にふれ、薫風に身を委ねるような心地よさを覚える。
黒い裾 (新潮CD)
幸田 文
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