« 2011年6月 | メイン | 2011年8月 »

ルービンシュタイン ショパン:夜想曲集

 ルービンシュタインによるショパンのノクターン。甘く弾こうと思えばいくらでも甘くできる曲だが、ルービンシュタインは決して抒情に流されることなく、曲本来の良さを引き出している。
 おおらかで明確なタッチにより紡がれるノクターンは、情感を抑え気味に奏でられているにもかかわらず、豊かな表情が感じられ、その音楽の世界に浸ることができる。

ショパン:夜想曲集(全19曲)
ルービンシュタイン(アルトゥール)
B000V2RWZI

オリジナル・サウンドトラック「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」

 製作に5年半をかけたクレイ・アニメーション「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」のサウンド・トラックを子どもが図書館から借りてくる。オーケストラが奏でる愛らしくも華麗な音楽が、映画を盛り上げていたことが分かる。
 セリフのないグルミットの心情を伝えるために音楽が結構重要な役割を果たしていたことを知る。

オリジナル・サウンドトラック「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」
サントラ ハンス・ジマー ジュリアン・ノット ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ ジェイムズ・マイケル・ドゥーリー ローン・バルフェ アラステア・キング
B000EBDF7A

フライトプラン

 ジョディ・フォスター主演の映画「フライトプラン」は、機内で行方不明になった娘を捜す母親の活躍を描いたサスペンス。
 機内のデザインが良くできていると思ったが、それもそのはず。この作品のために機体を一から設計し、内装や小物に至るまで撮影用にデザインして作ったとのこと。主役は飛行機そのものであった。
 ジョディ・フォスターの演技がいつもながら見事。

フライトプラン [DVD]
ピーター・A・ダウリング
B000OPPTM0

志の輔 猿後家 ねずみ

 志の輔の落語「猿後家」「ねずみ」のCDを聴く。「猿後家」は、軽妙な笑いを誘うシンプルな噺。
 「ねずみ」では、中盤の人情話にじっくりと聞き入る。ほろりとさせながら、さらりと話を進める緩急の妙に自然と乗せられ引きこまれる。志の輔の人柄の温かさが光る名口演。
 落語はシェークスピアやSFよりもすごいと思わせてくれる噺が多いことに、日本人として誇りを感じる。

志の輔 らくごBOX
内田勘太郎 立川志の輔 きたろう 室井滋 安藤優子 江川卓 堀内孝雄
B00006RTB3

鬼平犯科帳シリーズ 『密偵たちの宴』

 鬼平犯科帳シリーズ 『密偵たちの宴』を野間脩平が朗読したCDを聴く。個性豊かな鬼平の手兵たちは複数の俳優さんが受け持ち声の競演をしており、こちらも楽しめる。
 江戸の風物を巧に織り込みながら、部下の側から鬼平の酸いも甘いも噛み分ける人柄を浮き上がらせた名編。

語り芝居 鬼平犯科帳シリーズ 『密偵たちの宴』
野間脩平
B0039WUO2U

アンサンブル・プラネタ

 ア・カペラで歌うグループ「アンサンブル・プラネタ」のデビュー・アルバム。4パートの女声がクラシックや民謡を軽やかに綾なす。

アンサンブル・プラネタ
長生淳 アンサンブル・プラネタ
B00005QYKY

LUPIN THE THIRD JAZZ「Another”JAZZ”」

 ルパン三世ジャズ・アルバムの中でも、多彩な遊び心が感じられる1枚。冒頭のテーマ曲がファンキーな魅力に溢れていて、とにかくかっこいい。

LUPIN THE THIRD JAZZ「Another”JAZZ”」
You & Explosion Band 大野雄二 akiko リレット
B000068RGB

バイ・バイ・ブラックバード~ジャズCMヒッツ

 日野皓正による「バイ・バイ・ブラックバード」、ナット・キング・コールのヒット「ラヴ」、サラ・ヴォーンが歌う「マイ・フェイヴァリット・シングス」など、CMで流れたジャズやポピュラーのスタンダードを集めたCD。親しみやすい曲が多く、気軽に聴けた。

バイ・バイ・ブラックバード~ジャズCMヒッツ
バド・パウエル CMソング ジュリー・ロンドン ディーン・マーチン ジョー・スタッフォード DNY with ANNA ナット・キング・コール サラ・ヴォーン
B0000567CO

エアフォース・ワン

 ハリソン・フォード主演のアクション映画「エアフォース・ワン」。乗っ取られた大統領専用機を舞台に、テロリストに対して大統領自らが闘うという、いかにもアメリカらしい映画。
 テロリスト・リーダーをゲイリー・オールドマン、女性副大統領をグレン・クローズが好演している。

エアフォース・ワン 特別版 [DVD]
ミヒャエル・バルハウス
B0009Y2960

アン・ルイス WOMANISM I

 「グッド・バイ・マイ・ラブ」「甘い予感」「恋のブギ・ウギ・トレイン」「ラ・セゾン」「六本木心中」など、アン・ルイスの「WOMANISM I」は、パンチの効いた歌唱が光るCD。松任谷正隆、山下達郎、伊藤銀次といった一流のアーティストによるアレンジも素晴らしく、魅力のある音楽に満ちている。
 激しいリズムの曲の華やぎが際立つが、「グッド・バイ・マイ・ラブ」「リンダ」など切ない思いを歌うしっとりとした曲がとても良い。何度聴いても色あせることのないアルバム。

WOMANISM I
アン・ルイス
B00005GWSR

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon