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白馬 八方尾根

Hakuba01  信州白馬の八方尾根に家族で行く。朝7時半頃に着き、麓の八方駅からゴンドラリフトに乗る。約8分で標高1400mの兎平に着く。

Hakuba02  ゴンドラを降りてすぐ、眼前に白馬三山が広がる。堅雪光る山々の偉容には圧倒される。兎平の湿原を見ながら、次のアルペンリフトの駅に向かう。更に2つのリフトを乗り継ぐ。

Hakuba03  リフトは草原の上を滑るように進む。山の風に吹かれながら広やかな景色が楽しめ、たいへん心地よいひとときである。ゴンドラとリフトで、1000mもの標高差をわずか30分足らずで登ってしまうのだから、文明の利器のありがたさを感じる。

Hakuba04  リフトを降りると、そこは1830mの高地。白馬三山がごく間近に見え、雲の沸き立つ山々の峻厳さと空の青さに感動する。

Hakuba05  尾根伝いに作られた登山道を歩き、八方池を目指す。日差しは強いが、谷風が天然のクーラーのように吹き上げ涼やかである。途中には高山植物が多く見られ、盛夏だというのにまだ雪渓が残っている場所もある。

Hakuba06  1時間半ほど歩き、八方池の見える場所に到着する。あいにく靄がかかっているが、2000mを超す高地に鏡のような水面が見渡せる。

Hakuba07  池のほとりで、昼食をとる。それほど大きくはないが、清澄な水で透明度は高そうである。もしも靄がなければ、池は白馬連峰を映し雄大な景色が見られることだろう。

Hakuba08  登りに比べ、下りはたいへん楽であるが足を痛めないように注意しながら歩を進める。リフト乗り場までわずなか時間で到達した印象。高地から一気に下がるリフトも大変に気持ちがよい。眼下に白馬の雄大な風景を見ながら降り、高揚感がある。

Hakuba09  ゴンドラ乗り場のある兎平でアイスクリームを食べ小休止。テラスからは白馬の町並みが一望できる。ハンググライダーが次々と滑空する。気持ちよさそうだ。

Hakuba10  休業中の食堂の2階で「畦地梅太郎展」が開かれていた。山の版画家、畦地梅太郎の作品が展示即売されている。無骨な気風とそこはかとない叙情がないまぜになり、魅力がある。子どもたちは絵はがきやマグネットプレートを買っていた。

Hakuba11  ゴンドラを下り、麓に向かう。気温が変化するのを感じる。だいぶ上の方は靄が出てきたので、これから登っても景色はほとんど見えないだろう。山に登るのは、ちょっとした観光でも朝早くに限る。

Hakuba12  車で数分のところにある白馬美術館を訪れる。着いた途端、雨が激しく降り始める。山の天気は変わりやすい。白と茶色を基調とした館内には、シャガールの版画が数多く飾られている。
 入り口付近の小部屋でシャガールの作品を解説する映画が常時上映されている。短い映像だがシャガールの生涯と作品の特質がよくわかる。もっとも、家族は山に登った疲れがでたのか、暗がりでもあり心地よくなって半分くらいはうたたねをしていたようだ。

Hakuba13  雨の中、森に囲まれた美術館の応接間で静謐な時を過ごす。
 自然の美と芸術家の生み出す美の両方が堪能できた日であった。

信州白馬 八方尾根

白馬美術館 

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