平清盛 11
NHK大河ドラマ「平清盛」第11回は、「もののけの涙」。朝廷のどろどろの陰謀、源義朝が東国で勢力を高めるワイルドな様子、清盛の妻明子の最期などが描かれる。
どのシーンも展開が早く、いまひとつ状況が飲み込めないまま進んでしまった感がある。呪詛の人形など鮮烈な映像で印象づけているが、いかんせん説明不足は否めない。微細な部分まで考証された映像であろうことは伝わるのだが、やや突き放された印象は残る。
他のキャラクターがどんどん濃くなっているのに、肝心の主人公がいま一つ成長していないのでは。もののけだから良いというのだろうか。
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