小林賢太郎テレビ
小林賢太郎が作る独特な笑いの世界をとらえたNHK番組のDVD「小林賢太郎テレビ」。
創作の過程も収録されており、飽くなき笑いへの探求が垣間見られて興味深い。お題を与えられて3日間で創り上げた「解答」の見事さにうならされる。
「腑に落ちない展」「ドラマを装飾してみる」など、そのセンスには爆笑の後に感動を覚えるほど。
笑いを芸術にまで高めた作品の数々を堪能できるDVD。
小林賢太郎が作る独特な笑いの世界をとらえたNHK番組のDVD「小林賢太郎テレビ」。
創作の過程も収録されており、飽くなき笑いへの探求が垣間見られて興味深い。お題を与えられて3日間で創り上げた「解答」の見事さにうならされる。
「腑に落ちない展」「ドラマを装飾してみる」など、そのセンスには爆笑の後に感動を覚えるほど。
笑いを芸術にまで高めた作品の数々を堪能できるDVD。
NHK大河ドラマ「平清盛」第20回は、「前夜の決断」。源氏・平氏共に身内が2つに分かれて戦う「保元の乱」直前の様子を活写する。
いままでこの回のためにストーリーがあったのかと思うほど、それぞれの登場人物が引き立っていた。
人間関係の機微と骨太の物語が合致ており、
久しぶりに大河ドラマらしい話を見た感じがした。
立川談志の落語「二階ぞめき」は、吉原の細部にわたるを畳みかけるように噺し、江戸の世界を現出させる。
「やかん」は、自由奔放な語りで、ヤジを飛ばした観客に「帰れ」と怒鳴る場面が録音されている。その後の息つく間もない駄洒落の連続は、心意気を感じる見事な語りぶり。
日本語学校で学ぶ外人と奮闘する先生の姿を描くコミック「日本人の知らない日本語」。シリーズ第3弾となるが、そのパワーは衰えない。
「敬語」や「キャラクターと言葉」など、章ごとにテーマを設け、日本語の難しさと奥深さを爆笑のうちに感じさてくれる。
言葉を通して文化の相違を爽やかに描く好エッセイ、ひとまず完結。
日本人の知らない日本語3 祝! 卒業編
蛇蔵 海野凪子
「茄子」「セクシーボイスアンドロボ」などで知られる漫画家、黒田硫黄による映画レビュー本。1998年~2003年に公開された映画61本の批評が、黒田硫黄の漫画と共に記されている。
独特の視点を持ったスパイスの利いたコメントと、おじさんゴコロをくすぐる絵柄で楽しませてくれる。触れられた映画をつい見たくなってしまうのは、根っからの映画ファンとしてのハートが伝わるためか。
この本で、あらためて黒田漫画の魅力を実感。
映画に毛が3本! (KCピース)
黒田 硫黄
刑事コロンボ「別れのワイン」は、シリーズの中でも品格をもった名作。ドナルド・プレザンスがワインを愛する繊細さを持ちながら、大胆な殺人を決行する。ジュリー・ハリスなど人間関係の機微もよく描かれており、単なるミステリーではなくドラマとしての質も高い。
「野望の果て」は、上院議員候補のトホホな犯罪。ラストのジャッキー・クーパーの表情が見物。
藤沢周平の「逃走」を笹野高史が朗読したCDを聴く。泥棒家業の小間物屋を主人公にすえたユーモアのある作品だが、底にはしっとりとした叙情をたたえている。
笹野高史の朗読は、ふわりと滑稽味を醸す絶妙の語り。
NHK大河ドラマ「平清盛」第19回は、「鳥羽院の遺言」。保元の乱のきっかけとなる後白河天皇、崇徳上皇の確執が多面的に描かれる。朝廷側では、藤原信頼を塚地武雅が演じるなど、濃いキャラクターが次々登場する。源氏側では、為義・義朝父子の対立が決定的になり、緊迫感が高まる。対する平家パートは、ホーム・ドラマの雰囲気をまた保っており、主人公が一番のほほんとした様子。
鳥羽法皇演じる三上博史は、鬱屈した複雑な思いを常に抱えた難しい役所を演じきり、役者魂を感じさせられた。井浦新は、崇徳上皇の孤影を見事に表出している。
主人公以外のキャラクターが立ちまくる、赤塚不二夫漫画のような状態になっている。
「007 ゴールデンアイ」は、ジェームズ・ボンドをピアーズ・ブロスナンが初めて演じたシリーズ17作目。しばらく不人気が続いた007シリーズであったが、ブロスナンの若々しく粋な雰囲気が良く、アクション満載で見所の多い作品となり、人気が復活した。
「カジノロワイヤル」からのダニエル・クレイグの暗鬱な雰囲気より、ウイットに富んだからりとしたボンドの魅力に溢れており、シリーズとしては「ゴールデンアイ」の路線が懐かしく思われる。
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