日本映画 黄金時代「ヴォーカル編」
「裏町のおてんば娘」(1956年)から、「パンダ・コパンダ」(1972年)まで、日本映画の歌を選んだCDであるが、なかなか興味深い。
「ひとりだけの歌」「虹を掴もうよ」「おしゃべりな真珠」「霧のキスカ」など、曲を聴いただけでも映画を見たくなる雰囲気がある。
ザ・ピーナッツが映画「モスラ」で歌う「インファントの娘」、大映の「ガメラの歌」など、一方で怪獣映画の系譜が見られる。松竹が作成した「宇宙怪獣ギララ」の「月と星のバラード」は、永六輔、いずみたくが手がけ、怪獣映画の中では出色の素晴らしい曲。「ギララのロック」は、どこがロックなのか分からない。
「さくらのバラード」「寅さんの子守歌」では、倍賞千恵子の素晴らしさを改めて感じさせてくれる。
「パンダ・コパンダ」は、高畑勲、宮崎駿が手がけた日本アニメにとって大事な作品。
ジャケットのトホホ感に反して、中身の濃いCDであった。
日本映画 黄金時代「ヴォーカル編」
映画主題歌 梓みちよ 伊東ゆかり ボニージャックス 布施明 佐々木新一 ひばり児童合唱団 倍賞千恵子 水森亜土 江利チエミ ザ・ピーナッツ
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