平清盛 50
前半の勢いに比して、終盤の情けなさは、いったいどうしてしまったのだろうと思う。これほど尻つぼみな大河ドラマは初めてだ。
源平合戦が台詞だけで説明され、まったく合戦シーンがないというには驚いた。源頼朝や弁慶もほとんど説明がないまま最期をとげ、あまりにあっけない。序盤の兎丸との船上戦闘で予算を使い果たしてしまったのではと思われるほど。
いい感じの始まりだっただけに、残念。勢いや成り行き任せ、俳優の演技のみに頼ったドラマではなく、緻密な脚本に基づいた、最期までしっかりと足が地に着いたドラマになってほしい。
「大河ドラマ」と名が付くからには、滔々とした流れが大海に注ぐような寛やかなラストに繋がるよう願っている。
コメント