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橋爪功朗読 三国志 43

 橋爪功が朗読する三国志43巻には、「吟嘯浪士」「軍師の鞭」「庶とその母」が収められている。
 新野の地で、劉備元徳は徐庶を見出す。徐庶は軍師として活躍し、劉備の軍の数倍の勢力をもって新野を襲う曹仁の軍を敗走させる。
 惨敗を喫した戦の裏に徐庶がいることを知った曹操は、徐庶の母に、息子に手紙を書かせて劉備のもとを去らせる画策をする。このときの、曹操と徐庶の母との場面が素晴らしく、鳥肌が立つほど感動した。
 戦、人とのつながり、母子の情、人間の矜持と、三国志の醍醐味が凝縮された巻。
 

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(五) 孔明の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154554

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