橋爪功朗読 三国志 70
橋爪功が朗読する三国志70巻には、「成都陥落」「臨江亭会談」「冬葉啾々」が収められている。
劉備玄徳は馬超を加え、蜀の成都陥落を果たす。劉備の絶頂である。
一方、荊州を守る関羽は、呉の魯粛 に招かれ、単身敵地の宴に臨む。
また、曹操はいよいよ宮廷の帝を軽んじる。曹操を抹殺する密書を皇后は朝廷の臣に託すが、すぐに見破られ、曹操の手によって粛正が行われる。
極めて密度の濃い展開がなされる巻であるが、橋爪功はそれぞれの状況に合った語り口でまざまざと場面を描き出す。
三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
コメント