はやぶさ 遥かなる帰還
「はやぶさ 遥かなる帰還」は、小惑星探査機はやぶさの運行を支える人々を描いた映画。
渡辺謙 がプロジェクト・マネージャーを演じる。同じテーマの映画「はやぶさ/HAYABUSA」に比べると、硬質な印象。プロジェクトの進行に力点が置かれたストーリーである。
緻密に構築された探査機はやぶさのシーンがよく描かれている。
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「はやぶさ 遥かなる帰還」は、小惑星探査機はやぶさの運行を支える人々を描いた映画。
渡辺謙 がプロジェクト・マネージャーを演じる。同じテーマの映画「はやぶさ/HAYABUSA」に比べると、硬質な印象。プロジェクトの進行に力点が置かれたストーリーである。
緻密に構築された探査機はやぶさのシーンがよく描かれている。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第42回は、「襄と行く会津」。会津のシーンは、前半の総集編的な趣もあるが、当時の映像がいかに重みと風格のあるものであったか再認識させられた。
うらとみねの再開シーンは胸に迫るものがあった。大河ドラマの良さが集約された回であり、久しぶりに見応えがあった。
柳広司による「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第3弾。リアルな情報機関の暗躍を描いた作品で、今回も究極の頭脳戦が展開される。特に、スパイ養成組織を立ち上げた結城中佐の過去を探る「追跡」は、圧巻の迫力。
パラダイス・ロスト (角川文庫)
柳 広司 森 美夏
「黒い家」は、ホラー小説の傑作。生命保険の査定にあたる若き社員に、底知れぬ恐怖が襲いかかる。保険会社の内情がリアルに描写されている。心理学の知見も加わり社会の暗部をあぶり出し、超常現象に頼るホラーとは一線を画し、作品に厚みを与えている。
ストーリーテリングの巧みさが光り、読み始めたら最後まで一気に作品世界に引きずり込む。
第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
池井戸潤のサスペンス・ミステリー「ようこそ、わが家へ」。半沢直樹に登場する近藤のように、電子部品の会社に出向している元銀行員が、身の回りにじわりと忍び寄る恐怖を描いた小説。
サスペンスではあるが、ほのぼのとした雰囲気もあり、手堅いストーリーテリングでまとめられた作品。
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)
池井戸 潤
ジャック・ルーシェ・トリオと、ピアノ・デュオのペキネル姉妹による、バッハのジャズ・アレンジ。バッハの旋律美をベースに、生き生きとしたインプロヴィゼーションが繰り広げられる。品格のあるジャズ・アルバム。
Take Bach
Jacques Loussier
アンパンマンの作者、やなせたかしさんが2013年10月13日に逝去された。94歳、最期まで創作意欲を燃やしておられたとのこと。
「それいけ!アンパンマン てのひらを太陽に」は、子どもが小さい頃に、何度も一緒にビデオで見た。多くのキャラクターが登場する楽しい作品であった。やなせさん作詞の「てのひらを太陽に」を皆が歌い出すシーンは特に印象に残る。
温かみと勇気を与えてくれる作品は、皆に愛され続けるであろう。
ご冥福をお祈りいたします。
NHK大河ドラマ「八重の桜」第41回は、「覚馬の娘」。
八重の姪、みねの揺れる心を、明治の民権運動の気風の中に描く。京都府知事、槇村正直と初代京都府議長、山本覚馬の対立に区切りがつけられる。
星野之宣によるコミック「星を継ぐもの」は、第4巻で完結する。時を超えた人類の謎をビジュアルに表現し、その作品世界にじっくりとひたらせてくれる。
ハードSFコミックの大傑作。
星を継ぐもの 4 (ビッグコミックススペシャル)
星野 之宣 J・P・ ホーガン
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