横山光輝 三国志 8
横山光輝による「三国志」の潮漫画文庫第8巻では、曹操が皇帝を蔑ろにする狩の場面から始まる。関羽は義憤を感じ、思わず刀に手をかける。
この巻では、戦らしい戦がおこらず、政治的な駆け引きが前面に出ている。しかし、曹操をめぐる陰謀が徐々に進行する様など、緊迫感のある展開がなされ、読み応えがある。
巻末の「三国志ビジュアル」も趣がある。
三国志 (8) (潮漫画文庫)
横山 光輝
横山光輝による「三国志」の潮漫画文庫第8巻では、曹操が皇帝を蔑ろにする狩の場面から始まる。関羽は義憤を感じ、思わず刀に手をかける。
この巻では、戦らしい戦がおこらず、政治的な駆け引きが前面に出ている。しかし、曹操をめぐる陰謀が徐々に進行する様など、緊迫感のある展開がなされ、読み応えがある。
巻末の「三国志ビジュアル」も趣がある。
三国志 (8) (潮漫画文庫)
横山 光輝
貴志祐介の小説「新世界より」を映像化したアニメ第23話から第25話では、いよいよこの長い話も終わりを迎える。最終話の風景の美しさに魅せられる。
よくこれだけの世界を描き上げたものだと、小説では作者の創造力に圧倒された。アニメでは、その世界観を大事にしながら映像化していることが伝わってくる。日本古来の形式美と新進の創造を融和させた、新たな世代の息吹を感じる意欲作。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第20話から第22話では、怒濤の展開がなされる。村の建物の造形、その後、主人公たちが救いを求めて向かう場所の情景など、美術的にも優れ見応えがある。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第17話から第19話では、26歳になった主人公たちが直面する運命を描く第三部の幕開け。静かな異変は、やがて大きなうねりに繋がっていく。
マウスで命令を組み合わせるだけで、様々なプログラミングができる言語「スクラッチ」。子どもたちが自分の書いた絵を動かすこともできる。
LOGOの流れをくむ言語であり、子どもたちの創造性を伸ばす可能性をもったソフトウェアである。
本書は、スクラッチの基礎から、小学校の各教科への応用も含めて書かれ、スクラッチの楽しさと広がりを伝えてくれる。
情報化社会を支えるプログラミングを、教育の場にいかにおろしていくか、数十年前からの課題であるが、本書はそのひとつの方向を具体的に示している。
小学生からはじめるわくわくプログラミング
阿部 和広
夏目漱石、正岡子規、岡本かの子などの手紙18通を、江守徹と平淑恵が朗読するCD。
芥川龍之介が婚約者塚本文子に送った、明るくはしゃいだ手紙、織田信長が秀吉の妻おねに宛てた気配りのある手紙など、意外な一面が感じられる手紙が興味深い。
野口英世の母の手紙「はやく来てくだされ」、東京オリンピックマラソンメダリスト円谷幸吉の「かなしきリフレイン」など、人生の一断面を切り取った手紙が胸に迫る。
心の琴線にふれる1枚。
心の本棚 心にひびく日本語の手紙
渡辺博也 朗読 平淑恵 江守徹
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、第5回は「死闘の果て」。
信長パートでは、吹越満演じる足利義昭がいい味を出している。官兵衛のパートでは、小競り合い風の合戦で赤松を討ち取る。信長、官兵衛両面を平行して描くことで、リズムも生まれ、奇をてらわないだけに安心して見られる。
「真・三國無双6」は、三国志の英傑たちを操るゲーム。美しい背景の中で、猛将たちが生き生きと動き回る様を見ているだけで楽しくなる。衣装や小物に至るまで丁寧に描き込まれており、作り手の意気込みが感じられる。
何より、英傑たちの生き様を簡潔にしめすイベント・ムービーの出来映えが見事である。「関羽」「張飛」はもとより、「夏侯惇」「典韋」などのキャラクターも個性がはっきりとしており、
ストーリーモードでは、「魏」「呉」「蜀」の他に、「晋」もあり、司馬一族によるその後の「三国志」が語られ、興味深い。
三国志演義の世界を立体的に表現した意欲作。
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