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橋爪功朗読 三国志 100

 橋爪功が朗読する三国志100巻には、「諸葛菜」「後蜀三十年」「魏から-晋まで」が収められている。
 最終巻では、篇外余録として、孔明の人となりとその後が記される。特に、孔明の人柄を分析して語る「諸葛菜」は名編で、吉川英治の孔明に対する思いの深さが感じられる。
 三国志は幾多の書があるが、吉川英治による劉備・孔明の「義」を柱として描いた構成は完成度が高く、その物語は胸を熱くさせ、深い感銘を与えてくれた。
 橋爪功による素晴らしい朗読を聞き終えた後、何を楽しみにしていけばいいのだろうと、しばし虚脱の感を抱いた。

三国志 朗読:橋爪功 原作:吉川英治

三国志(十) 五丈原の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
4101154600































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