横山秀夫サスペンス「他人の家」
横山秀夫のサスペンスドラマ「他人の家」を見る。過去を背負った若夫婦の運命を描く。小野武彦、伊東四朗などベテラン俳優の演技に支えられ、比較的静かな作品だが趣があった。
横山秀夫のサスペンスドラマ「他人の家」を見る。過去を背負った若夫婦の運命を描く。小野武彦、伊東四朗などベテラン俳優の演技に支えられ、比較的静かな作品だが趣があった。
横山秀夫のサスペンスドラマ「自伝」を見る。陰のあるライターを玉山鉄二が演じ、長塚京三の貫禄ある社長と対峙する。心理的なかけひきの妙が感じられる作品。
森繁久彌と加藤道子によるラジオドラマ日曜名作座から、司馬遼太郎「難波村の仇討」「大阪侍」を収録したCDを聴く。2000年1月23日、2月13日に放送された作品。
お二人とも晩年でやや聞き取りにくいが、熟練された話芸の味わいがある。
放送50周年記念企画 NHK「日曜名作座」 時代小説傑作選 CD14枚+特典CD1枚セット
日曜名作座
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第20回は、「囚われの軍師」。有岡城に幽閉された官兵衛。一度は脱出を試みるも、失敗しさらに劣悪な土牢に押し込められる。
姫路城を守る父、黒田職隆は、官兵衛を見捨てても世継ぎである松寿丸を生かすべく織田方に付くことを涙ながらに家臣に告げる。
黒澤明監督の「天国と地獄」は、1963年に公開された映画。
誘拐犯人と捜査陣との攻防に、緊迫感がみなぎっている。特に、身代金受け渡しの映像は犯罪映画における屈指の名場面。
個性的な俳優陣が演技を競うが、仲代達矢の頭脳明晰な刑事像が印象的。捜査会議の丁寧な描写がリアリティを生み出している。犯人特定に繋がる映像は、他の映画にも大きな影響を与えた。
映画の真の醍醐味を実感できる重厚な作品。
古今亭今輔によるオリジナル落語「札-1グランプリ」は、お札の肖像を誰にするかと審査をするという噺。太宰治に審査員が趣味を尋ねると、「心中」と答えるなど、作者とその作品にまつわるギャグが次々と飛び出す。インテリ落語の粋といった趣。
「ハードボイルとのカリスマ」は、北方謙三風のハードボイルド作家をモチーフにした新作落語。作者の好みがマクラにも色濃く反映され、興味深い。
王様落語会シリーズ 古今亭今輔
古今亭今輔(六代目)
古今亭寿輔の落語3題が収録されたCDを聴く。いかにもやる気のない雰囲気で始まるが、マクラが3つとも同じで、本当にやる気がないことに驚いた。しかし、それでも笑えるのは持ち前の雰囲気か実力のなせる技か。
新潮落語倶楽部 その9 古今亭寿輔 「英会話」「猫と金魚」「地獄巡り」
古今亭寿輔
「ユー・レイズ・ミー・アップ」(ケルティック・ウーマン)、アメイジング・グレイス(ヘイリー)、「風」(プリシラ・アーン)など、しとやかな旋律が清風のように心をなでるコンピレーション・アルバム。
ビューティフル・メッセージ
オムニバス
刑事コロンボ「意識の下の映像」は、1970年代に見たときには、たいへん斬新なトリックと感じた。今では一般によく知られているが、再び見てやはり楽しむことができた。
「第三の終章」は、ジャック・キャシディ演じる犯人は用意周到で余裕を見せる。コロンボが貫禄ある犯人にどう迫るかが見どころ。
刑事コロンボ 完全版 Vol.11 [DVD]
志ん朝が36歳のときの口演「火焔太鼓」のCDを聴く。きびきびとした運びで、しっかりと人物造形がなされ、この若さですでに充分な風格を感じさせる。
「鰻の幇間」も楽しんで演じている様子が伝わる、心地良い一席。
志ん朝初出し<五>火焔太鼓/鰻の幇間
古今亭志ん朝
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