桂歌丸による落語「牡丹灯籠-栗橋宿」のCDを聴く。夫婦の会話の機微が見事に演じられる。格調の高い話芸。
十一代目桂文治による落語『牛ほめ』『やかん』『道灌』を収めたCDを聴く。だじゃれに溢れた、肩の凝らない落語。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第33回は、「傷だらけの魂」。坊主として茶道に携わる荒木村重を中心とした回。今回もホームドラマに徹している。このところ毎回が間奏曲のような大河。
「ミス・ブランニュー・デイ」「チャコの海岸物語」「いとしのエリー」などサザンオールスターズの今日をベンチャーズが演奏したCDを聴く。独特のグルーヴ感がある。
この後に元になった曲を聴くが、原曲の素晴らしさを改めて実感する。
ベンチャーズ・プレイ・サザンオールスターズ
ベンチャーズ
水木しげるが自らの戦争体験を基に、ラバウルの前線であるバイエンでの日本兵たちを描いた「総員玉砕せよ!」。食い物のことを考えたり歌をうたったりと一見のどかな兵隊の日常が点描されるが、戦が始まると一転、壮絶な描写に変化する。
米国アイズナー賞を受賞した入魂の漫画。
総員玉砕せよ! (講談社文庫)
水木 しげる
「黒部の太陽」は、黒部ダム建設に関わった男たちの苦闘を描いた石原裕次郎、三船敏郎主演の映画。熊井啓監督による、1968年公開作品。
骨太のタッチで、難工事に挑む男たちが活写される。黛敏郎による力強い音楽も、当時の勢いを感じさせる。
家族で伊豆下田の入田浜海水浴場に行く。午前7時に着くが、お盆休みの真ん中であり、久しぶりに雨があがり、やや天気が回復したこともあり、すでに大勢の人が訪れていた。
水はエメラルド・グリーンの美しさをたたえ、広い砂浜に澄んだ水が心地良い。比較的激しい波が来るので、子どもたちは波でのアップダウンを楽しんでいた。
入田浜海水浴場は、海岸の左右で若干雰囲気が違っていた。海に向かって左側はサーファーも多く、テントの数も密になり賑わっていたが、断崖に洞窟がある右側はやや落ち着いた雰囲気。
お昼過ぎに海からあがり、道の駅「開国下田みなと」に寄る。ここには漁港があり、とれたての魚を職人さんがにぎる回転寿司がある。お盆休みのお昼時ということもあり、22組待ちであった。40分ほどして席に着くことができた。
一皿130円から480円まで、様々な魚が賞味できる。最初に地金目をとるが、これが格別であった。どのネタも新鮮でたいへんにおいしい。最後に金目鯛のあら汁をたのむ。あっさりした口当たりだが深みのある味でフィニッシュにふさわしい。子どもたちにも好評であった。
天城を越えて帰路につく。川端康成の小説「伊豆の踊子」や松本清張のミステリー「天城越え」の舞台ともなった天城街道であるが、よくこれだけ山深い場所に道を作ったものだと思う。
道の駅「天城越え」に寄り、わさびソフトを食べる。すりたての伊豆わさびを、ソフトクリームのそのまま載せてある。辛みと甘みがミックスした不思議な味。
海の恵み、山の恵みを五感で楽しんだ夏の1日であった。
映画「のぼうの城」は、上野耕路による現代音楽と古来の音楽が融和した独特のサウンドに支えられている。その音楽の素晴らしさは、野村萬斎の謡とともに収録されている「田楽踊り」に集約されている。
映画 のぼうの城 オリジナル・サウンドトラック
サントラ 上野耕路
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