全国高等学校PTA連合会 福井大会
第64回全国高等学校PTA連合会大会が福井で行われる。福井県越前市にあるサンドーム福井のイベントホールがメイン会場。約1万人が収容できるホールで、全国各地から教員や保護者が集まる。
基調講演は、脳科学者の茂木健一郎氏の講演「今求められる考福脳 ~脳科学者からの提案~」。当初、「尾木ママ」のキャラクターで知られる教育評論家、尾木直樹氏の講演予定であったが、ご自身の手術の都合で変更になった。会場では、尾木氏のお詫びのビデオレターが流された。
茂木健一郎氏の講演は、1時間ずっと間断なく動き喋るアクティブなもので、終始会場の人々を惹き付けていた。具体的な事例で、個性を受け容れることの大切さが語られた。
挑戦し、変化に自分が気づけた時に、人間の脳は一番活性化することを、自ら水泳のコツをつかんだときの話で語っていた。泳ぎを見ていた教師が、プールから上がったときに「今の泳ぎだよ!」と励ましたことがずっと印象に残っているとのこと。変化を捉えて機を逃さずにほめることに、教師のプロフェッショナルとしての役割があることを伝える話であった。
大会では、下村文部科学大臣の挨拶、基調講演、分科会の他に、高校生によるアトラクションも行われた。
特筆すべきは、大会2日目に行われた福井商業高校のチアリーダー部「JETS」によるチアダンスである。その躍動感、一糸乱れぬ動きは圧巻であった。演技後の部長による挨拶も素晴らしく、練習を支える友人や家族、教員への感謝を述べる内容であった。
このチームは、チアダンスの全米選手権で2年連続、4度目の優勝を果たしている。
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