花燃ゆ 7
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第7回は、「放たれる寅」。
ハナが垂れたようなタイトルであるが、セキュリティゼロのまったりとした獄の描写で、出るのはいやじゃとごねる寅次郎について、精神的には洟垂れ小僧の雰囲気を感じる。
それにしても、幕末の緊迫した情勢がまったく描写されないのは、脚本の怠慢か力がないのかやる気がないのか、それら全てがそうさせるのか。
「大河ドラマ」というからには、滔々とした歴史のうねりを期待しているのだが、そんなものはどうでもええという感じのまったりドラマ。あまりのうすっぺらさに憤りすら感じる。
視聴者をうならせるレベルで大河ドラマを書ける脚本家はもはや日本にはいなくなってしまったのであろうか。悲しい。
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