花燃ゆ 5
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第5回は、「志の果て」。
この回は、良かった。吉田寅次郎が野山獄につながれる。獄中で本田博太郎演じる囚人、富永有隣に話しかけるが、彼のリアクションが凄い。「生きて 腐って 呪え」 これを、地獄からの使者のような形相で繰り返す。
大沢たかお演じる小田村伊之助に因縁をつけた武士たちを、桂小五郎が鮮やかな手並みで不意打ちをしかけてから逃げるシーンも、いつになく切れが良かった。
また、井伊直弼が登場するシーンは、明らかに空気が変わり、映像が締まった。
今回は、いままでの回はなんだったのだろうと思わせるほど密度が濃かった。是非、大河ドラマとしての自負をもち、このクオリティを保ってほしい。
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