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64(ロクヨン) 上

 昭和64年におきた誘拐事件を縦糸とし、警察における個人と組織の相克を描く横山秀夫の小説「64(ロクヨン)」。
 主人公の広報官三上に、記者との軋轢を抱えるなかで、長官視察の準備をする命が下される。視察当時までのリミットが迫る中、次々と問題と謎が生まれ、組織全体を巻き込んだドラマに発展していく。
 読む者を惹き付けてやまない警察小説の白眉。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)
横山 秀夫

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