トイ・ストーリー3
ディズニーのCGアニメ、トイ・ストーリー3は、作り手のこだわりが感じられる作品。神は細部に宿るというが、保育園のシーンなど隅々まで細かく表された映像は圧巻。
おもちゃへの思いが伝わるラストも胸にせまる。
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ディズニーのCGアニメ、トイ・ストーリー3は、作り手のこだわりが感じられる作品。神は細部に宿るというが、保育園のシーンなど隅々まで細かく表された映像は圧巻。
おもちゃへの思いが伝わるラストも胸にせまる。
TBS「下町ロケット」最終話。技術者たちの気概をベースに、怒濤の勢いで展開される。佃製作所の社長を演じる阿部寛と、ライバル社の社長役の小泉孝太郎の対決がじっくりと描かれている。
個性的な俳優を最大限に活かし、スリリングなストーリーの中に日本のものづくりの素晴らしさを伝える爽快なドラマであった。
下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸 潤
高木彬光の「人形はなぜ殺される」は、名探偵神津恭介が登場する推理小説。読者への挑戦状が要所で投げかけられ、本格推理小説華やかなりし時代を感じさせる。
魔術師の集会や名家の別荘に集う一癖も二癖もある人物たち。その中で連続殺人が探偵をあざ笑うかのように実行される。日本におけるミステリーの古典的名作。
高木彬光の「刺青殺人事件」は、名探偵神津恭介が初めて登場する作品。そのミステリーの魅力は、S.S.ヴァンダインのようなペダンティックな文体と、巧みな展開、本格推理小説というにふさわしい知的謎解きを備えている点であろう。
本書は、江戸川乱歩が激賞し、華々しいデビューを飾った記念碑的作品。
刺青殺人事件 新装版 (光文社文庫)
高木 彬光
2015年紅白歌合戦のトリは、松田聖子の「赤いスイートピー」。
"Bible"は、松田聖子自身が38曲を選んだアルバム。「裸足の季節」「青い珊瑚礁」「夏の扉」「白いパラソル」「SWEET MEMORIES」「Rock'n Rouge」など、名曲の数々が収録されている。
BIBLE
松田聖子
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は、クリス・パインがカークを演じる、J.J.エイブラハム監督による映画。
畳みかけるアクションの連続で展開されるSF。未来都市の映像がよく出来ている。しっとりとした雰囲気や哲学的な趣きがあるオリジナルのスタートレックとは異なり、派手なSF大作に仕上がっている。
それにしても、エンタープライズ号のデザインは本当に素晴らしく、本作でも存在感を示している。改めて、1960年代に制作されたドラマ「宇宙大作戦」の偉大さを感じた。
「スタートレックVI 未知の世界」は、1991年のSF映画。1960年代のテレビシリーズ「宇宙大作戦」のカーク船長、ミスター・スポック、ドクター・マッコイなどお馴染みのメンバーが総出演する最後の作品。
シェイクスピア作品からの言葉が引用されるなど、アクション一辺倒ではなく、知的な雰囲気がある。よき時代のSFに幕が下りるようで、一抹の寂しさを感じた。
TBS「下町ロケット」第9話。佃製作所は、ロケットエンジンバルブのバルブ供給を他社に阻まれ苦戦する。また、人工弁製品化の前に、PMEA(医薬品医療器具総合機構)の審査が立ちふさがる。
逆境続きの佃製作所であるが、マスコミの協力に審査突破への道筋を見出す。難関を乗り切る熱い思いは今回も健在。カタルシスの得られる展開であった。「花燃ゆ」は45分でも苦行であったが、このドラマはまったく時間が気にならない。
下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸 潤
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の最終回は、「いざ、鹿鳴館へ」。
結ばれた二人は鹿鳴館でダンスをし、敷設されたばかりの鉄道で群馬を去る。最終回を45分にとどめたのはせめてもの心遣いか。
50話、やっと見終わった。歴史ファンを一顧だにせず、重要な歴史的事件をはぶいたりはしょったりすることが多く、そのくせネチネチとしたホームドラマ的シーンの多いドラマであった。だらだらと続く薄っぺらい会話と美和や楫取素彦をやたらと持ち上げる強引な展開には辟易した。何より人々の描き方に品性があまり感じられない。ひどい脚本でも真摯に演技を続けた方々の忍耐には感服する。
このブログでは、どんな作品でもあまり悪く書かないように心がけているのだが、大河ドラマの矜持をもって取り組んで欲しいという切なる願いで、ついついホンネを書いてしまった。
どうか、今後はNHK大河ドラマの名に恥じない魅力のある作品を世に出してほしい。
ロックバンド人間椅子のアルバム「怪人二十面相」。江戸川乱歩の作品にも造詣が深いだけあって、地底に潜っていくような感覚がうまく表現され何ともいえずいい。和嶋慎治による抜群のギターテクニックは何度聴いても飽きない魅力がある。
怪人二十面相
人間椅子
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