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 東山彰良の小説「流」は、台湾を舞台に、主人公が家族や周囲の人々との交流、対立を繰り返す中で自らのルーツを追い求める物語。
 1975年、台湾総統蒋介石の逝去の年、17歳の主人公は祖父の死に向き合うことになる。混沌とした台湾の社会情勢と歴史の中で、様々な事件を体験しながら主人公は熱い青春を駆け抜ける。
 ミステリーの要素も含みつつ、勢いと情感のある展開で読み手を惹き付ける。2015年直木賞受賞作品。 


東山 彰良
4062194856

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