« 2017年2月 | メイン | 2017年4月 »

田口八重「おこしやす」

 京都の老舗旅館「柊家」で仲居としての日々を綴った田口八重のエッセイを、森光子が朗読するCDを聴く。
 仲居になりたての苦労から始まり、川端康成、三島由紀夫、平沼騏一郎などの著名人と接した思い出が語られる。お客様に心をこめて接するうちに、著名人も素顔を見せ心を開いていく様が、淡々としていながら心にすっとはいる言葉で語られる。 
 森光子の朗読が素晴らしく、自然と引き込まれる。仲居の息づかいが伝わるようであり、深い共感がなければこうは読めない。
 「おもてなしの心」の神髄を伝える珠玉の朗読。

田口八重「おこしやす」朗読 森光子 CD2枚組 (<CD>)

リトル・ダーリング

 少女たちの青春を描いた1980年のアメリカ映画「リトル・ダーリング」。テイタム・オニール、クリスティ・マクニコル主演。テイタム・オニールが瑞々しい演技を見せる。クリスティ・マクニコルの出世作でもある。
 爽やかでちょっぴり切なさを伴うアメリカならではの青春映画。

リトル・ダーリング [VHS]
B00005IOH6

バルトーク・ピアノ・ソロ

 廻由美子による、バルトークのピアノ・ソロアルバム。「3つのチーク県の民謡」「ミクロコスモス 第6集」「ルーマニア民族舞曲」「ピアノ・ソナタ」「子供のために」より を収める。
 土着的なリズムと郷愁を含んだ曲調は心の奥底に響く。鮮烈さと繊細さを合わせ持ったピアノ集。  

廻 由美子 バルトーク・ピアノ・ソロ
廻 由美子
B00005F3EH

桂歌丸 塩原多助一代記-多助の出世

 「沼田城下の塩原太助」

 桂歌丸の落語「塩原多助一代記-多助の出世」のCDを聴く。三遊亭円朝の「塩原多助一代記」 を咀嚼し、2回の口演とした。「塩原多助一代記-あお(青馬)の別れ-」の続編にあたる。
 「本所に過ぎたるものが二つあり、津軽屋敷に炭屋塩原」と歌に詠まれた大商人塩原太助の出世物語。
 「笑点」の前身番組「金曜寄席」からずっと出演し、放送開始50周年を機に司会者を引退する。その記念碑的な高座でもある。
 80歳を越えて名調子は円熟味を増し、自然と物語世界に聴き手を誘う。

桂歌丸15「朝日名人会」ライヴシリーズ115 三遊亭圓朝作「塩原多助一代記-多助の出世」
桂 歌丸
B01HLDYSBA

ドラマ「お前はまだグンマを知らない」 1

 井田ヒロト原作の漫画「お前はまだグンマを知らない」が日本テレビでドラマ化され、2017年3月6日深夜に第1話が放送される。
 原作のテンションそのままに、グンマの自虐ネタを繰り広げる。間宮祥太朗がチバからグンマに引っ越し、郷土愛溢れるクラスメートになぶられる高校生の役を元気に演じている。
 突き抜けたキャラとギャグが楽しい。

日本テレビ「お前はまだグンマを知らない」

お前はまだグンマを知らない 1 (BUNCH COMICS)
井田 ヒロト
4107717380

ベートーヴェン:悲愴・月光・熱情 アファナシエフ

アファナシエフが弾くベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴・月光・熱情」のCDを聴く。ハーモニーを浮き上がらせ、思索的な音楽を繰り広げる。深みに沈み込んでいくようなメランコリックな演奏。

ベートーヴェン:悲愴・月光・熱情
ヴァレリー・アファナシエフ
B00V6XTZ38

おんな城主 直虎 9

 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第9回は、「桶狭間に死す」。井伊家は今川勢の先鋒を務め、織田信長に大敗を喫し、当主直盛も命を落とす。
 当主や重臣を失った井伊家の人々を描く。物言わぬ帰還をした直盛に向かう妻、千賀の姿が見事であった。財前直見演じる千賀が、殺伐としがちな今回の話を日常に引き戻す役割を果たしていた。

NHK大河ドラマ おんな城主 直虎 

おんな城主 直虎 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233748

おんな城主 直虎 完全版 第壱集 [DVD]
B06Y624TB6

NIAGARA SONG BOOK

 「オリーブの午后」「恋するカレン」「カナリア諸島にて」「君は天然色」など、大瀧詠一の歌をオーケストラで奏でたインストルメンタルCD。
 夏を待ちわびる季節のBGMとして聴くのも悪くない。

NIAGARA SONG BOOK
NIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL
B00005G3F8

風立ちぬ [新潮CD]

 堀辰雄の小説「風立ちぬ」を、加藤健一が朗読したCDを聴く。やや早口であるが、幾分切迫した主人公の心情が伝わってくる。女性の台詞も自然と聞こえるのは、さすが演劇人。
 自然描写の美しさ、詩情溢れる名編の透明感にひたることができる。

風立ちぬ [新潮CD]
堀 辰雄
4108300661

風立ちぬ・美しい村

 堀辰雄の小説「風立ちぬ」「美しい村」。  「美しい村」は、軽井沢の情景描写を通して若き小説家の心情を音楽的構成で綴る。
 「風立ちぬ」は、信州の繊細に息づく自然を背景とした、生と死が織りなす清冽な物語。

風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)
堀 辰雄
4101004021

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon