ワイルド・スピード ICE BREAK
カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズ8作目、「ICE BREAK」。キューバでのストリート・レーシングに始まり、氷上の破天荒な展開まで、ノンストップでカー・アクションが続く。
湯水のように巻散られ、破壊される車をみると消費大国アメリカをまざまざと実感する。
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「私、失敗しないので」
ドクターX第1シーズン最終話では、天才外科医大門未知子が、組織に与えた影響が描かれる。風呂敷を丁寧にたたむような回で、脚本が冴えに冴えていた。
医療という重い題材を扱いながら、登場人物の個性をくっきりと打ち出し、派手な言動でコミカルなムードを作っており、気楽に見られた。しかし、手術シーンの描写には緊迫感があり、惹き付けられた。その緩急のペースにも巧みさを感じた。
キャラクターをくっきりとさせる手法は、このような単発のドラマでは生きている。しかし、歴史のうねりを見据える大河ドラマに適用した場合には、人々の軽さや単純さが強調され、歴史描写の薄さに繋がりかねない。現に「西郷どん」では、歴史の流れがほとんどつかめない大河になってしまっている。主人公がナサケに偏り、その言動がすべてを解決に導くような描き方になっていることも、史実から離れてしまい大河の品格を貶めている一因ではないか。
とはいえ、「ドクターX」は俳優陣の豪華さもあいまって、エンターテイメントとしてはたいへんに楽しめる作品になっていた。
ドクターX第1シーズン最終章の前編となる第7話では、国際会議で論文発表することが決まった大学病院教授をめぐるエピソード。
名作「白い巨塔」のオマージュとも思える設定。振り返れば、全体が「白い巨塔」のパロディと見えなくもない。
ドクターX第1シーズン第6話は、主人公大門未知子の父が過去に執刀した患者のエピソード。主人公と病院の院長との接点が見え、最終章への導入ともなる。
ドクターXの過去という謎の部分をうまく提示し、シリーズへの求心力を高めている。
ドクターX第1シーズン第5話は、肝臓再建手術の後で、痛みが移動する小児患者を扱った回。
病院のヒエラルキーと、医者のプライベートな部分を同時に描き、こなれた手腕でストーリーをまとめ上げている。
ドクターX第1シーズン第4話は、十二指腸を患ったファンドマネージャーをめぐる話。 開腹手術と腹腔鏡手術の差異がテーマとなっている。
市場の取引時間が始まる前に手術を終えるというタイム・リミットを設定し、物語に起伏を与えている。毎回よく考えられていると感心する。
ドクターX第1シーズン第3話では、食道癌と味覚障害に関わるエピソード。
料理研究家の患者を、平岩紙が好演している。毎回、個性的なゲストを配し、タカピーな主人公との対話を楽しませてくれる。
ドクターX第1シーズン第2話では、主人公が2つの手術を続けて行う。膵臓癌の手術を1時間で終えた後、もう一人の膵臓癌を、血管を付け替える術式を含む複雑な手術を成功させる。
手術シーンの緊迫感が際立つ回。
クールな天才外科医を米倉涼子が演じる「ドクターX」。キャラクターがくっきりと浮き上がり、手術シーンの迫力もあり、引き込まれる作品になっている。
第1話では、主人公大門は着任した病院のスタッフから怪しげな目線を受けながら、不破万作演じるゴム会社の社長の胆嚢摘出術を行う。
脚本は取材力に定評のある中園ミホ。NHK大河ドラマ「西郷どん」では、歴史に関する描写がいまひとつなのだが、「ドクターX」は作品に勢いが感じられる。
小川未明の童話を加藤登紀子が朗読したCD。「金の輪」「野薔薇」「はてしなき世界」「月夜と眼鏡」「小さい針の音」の5編を収録。
どの話も、素朴に、素直に、人として大事なことを静かに語りかけてくる。
児童文学朗読CD集 小川未明童話選集(2)
加藤登紀子(朗読)
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