黒革の手帖 7
ドラマ「黒革の手帖」最終回は、原作から離れたオリジナル脚本。仲村トオルとの微妙な関係を軸に、したたかに這い上がる主人公の姿を描く。
華やかな顔立ちと毅然とした佇まいをもつ米倉涼子は、どんな服を着てもよく似合う。冷徹に男を手玉にとる役を、たおやかさも持ちながら演じあげた。つくづく器用な女優さんだと思う。
最終回はおおきく脚色がなされていたものの、原作はやはり素晴らしく、映像への創作意欲をかき立てる強い魅力をもっていることが実感された。
個性豊かな俳優がぶつかり合い、華やかな展開がなされるサスペンスドラマの傑作。
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