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鬼滅の刃 2

 アニメ「鬼滅の刃」第二話は、「育手・鱗滝左近次」。炭治郎は、鬼と対峙し、その力に圧倒される。
 旅する炭治郎の背景が、やはりあまりに素晴らしい。広がる田畑、山の夕景や朝焼け、民家の佇まい、日本の美を静かに伝える。アクションもよいが、それらの美に強く惹かれ、ずっと見ていたいと思わせる。

鬼滅の刃 1【Blu-ray】 [ 花江夏樹 ]

鬼滅の刃 1

 吾峠呼世晴による漫画を原作とするアニメ「鬼滅の刃」。大正時代、山で暮らす心優しき少年炭治郎は、町に炭を売りに行くが、悲運が待ち受けていた。
 背景美術が素晴らしい。日本の原風景が心に迫り、その世界にいつまでも身をゆだねていたい雰囲気を醸している。スタッフの凄まじい意気込みが初回から感じられる。
 冒険譚のはじまりを、繊細な表現とキレのよいアクションで描き、見る者を引き込む極めて質の高いアニメーション。

鬼滅の刃 1【Blu-ray】 [ 花江夏樹 ]

麒麟がくる 1

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第一回は、「光秀、西へ」。
 いよいよ、待ちに待った戦国大河が始まった。脚本家に大御所、池端俊策を迎えた本格歴史ドラマに期待を馳せていた。
 第一回は、明智光秀が領地を襲う野盗との闘いから始まる。美濃守護代、斎藤道三の命を受け、光秀は鉄砲と名医を探し、堺と京に向かう。
 初回は、主人公が土地土地をめぐりながら、当時の状況が描かれる。ロードムービー的な趣きもあり、興味深い。光秀と道三の対面にしても、独特の間合いと余白がある。池端脚本の、泰然とした雰囲気が良い。
 悠揚とした脚本とスタッフの意気込みが感じられ、今後に期待をもたせてくれる初回であった。

麒麟がくる 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

桂歌丸 毛氈芝居/ねずみ

 桂歌丸による口演「毛氈芝居/ねずみ」のCDを聴く。
 「毛氈芝居」は、歌丸の渾身の芝居が見事。心底引き込まれる。
 「ねずみ」は江戸の名工・左甚五郎の落語。情景描写も巧みで、奇想天外な噺だがごく自然に感じられるのは、名人のなせる技だろう。

桂歌丸 名席集 7 毛氈芝居/ねずみ [ 桂歌丸 ]

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

 エフゲニー・キーシンによるピアノ、小澤征爾指揮、ボストン交響楽団によるラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番のCDを聴く。泰然としたオーケストラの基、キーシンは悠揚たるピアノ演奏を展開する。
 円熟のオーケストレーションと落ち着きの中に熱気をはらんだピアノ演奏で、独特のスリリングな魅力をもったアルバム。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 他 [ エフゲニー・キーシン ]

クライマックス・ラヴストーリー〜第1章〜

  GLAY「BE WITH YOU」、中島みゆき「空と君のあいだに」、広瀬香美「ドラマティックに恋して」など、90年代~2000年代のドラマ主題歌や挿入歌を集めた2枚組のCD。
 次々と繰り出される勢いのあるJ-POPが楽しい。ヴァラエティに富んでおり、何度聴いても飽きない。ドライヴィングBGMにも好適のアルバム。

クライマックス・ラヴストーリー〜第1章〜 [ (V.A.) ]

ナンバーワン80s billboardヒッツ

 「今夜はビート・イット」マイケル・ジャクソン、「パワー・オブ・ラヴ」ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、「堕ちた天使」J・ガイルズ・バンド、「ハートにファイア」ビリー・ジョエル、「ラ・バンバ」ロス・ロボス など、1980年代の全米シングル・チャートで1位を獲得した曲から厳選した2枚組のCD。
 様々なメディアが発展した'80年代は、音楽シーンも華やかだった。熱い時代を感じさせるアルバム。

ナンバーワン80s billboardヒッツ [ (V.A.) ]

アキラとあきら 9

 ドラマ「アキラとあきら」最終話。危機的経営状況に陥った東海郵船を、彬と瑛の二人がタッグを組んで起死回生を狙う。
 初回からの伏線をきれいに回収していく様が心地良い。銀行の有り様、経営者としての在り方をじっくりと描き、知的な満足を与えてくれる。クールな内容であるが、しっとりとしたドラマの質感が、静かにしかしずっしりと見ている者に感慨を与える。
 生きた経済を伝える、社会派ドラマの傑作。

アキラとあきら Blu-ray BOX【Blu-ray】 [ 向井理 ]

アキラとあきら 8

 ドラマ「アキラとあきら」第8話。東海郵船の社長に就任した階堂は、叔父の保有する子会社の処理に苦慮する。一方、山崎は東海郵船を支援するために奔走する。
 日本経済の変遷を背景に、二人の主人公は苦境を乗り切ろうと力を尽くす。知的なドラマの魅力がつまった回。

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アキラとあきら 7

 ドラマ「アキラとあきら」第7話。階堂彬の弟が海運会社の社長に就任するが、連帯保証となった叔父のリゾート会社は危機的な状況に陥る。兄弟の確執が高まるが、彬は決断をする。
 いよいよ終盤に向かい、緊迫した展開をみせる回。

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