アキラとあきら 6
ドラマ「アキラとあきら」第6話。階堂家の海運事業の次期社長を次男に据えることで、叔父たちは自らの事業のテコ入れを図ろうとする。
個性的な登場人物を配し、どのキャラクターも印象に残る。人々の営みがそれぞれ愛おしく思える回。
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ドラマ「アキラとあきら」第6話。階堂家の海運事業の次期社長を次男に据えることで、叔父たちは自らの事業のテコ入れを図ろうとする。
個性的な登場人物を配し、どのキャラクターも印象に残る。人々の営みがそれぞれ愛おしく思える回。
ドラマ「アキラとあきら」第5話。山崎は、繊維メーカーの支援として新たなアイディアを思いつく。一方、階堂の側では、勤務先の銀行が叔父たちの新事業に対する融資を断る。叔父たちの経営するグループ企業は、他行に乗り換えリゾート事業を推し進めるが、日本はバブル崩壊の時期を迎えていた。
銀行は人と人の繋がりをつくる仕事でもあることを具体的に描く、密度の濃い経済ドラマの折り返し地点となる回。
ドラマ「アキラとあきら」第4話。新天地で奮闘する山崎、実家の事業に対して新たな提案をする階堂。銀行員の役割を明示し、希望を与えてくれる回。
ドラマ「アキラとあきら」第3話。階堂は製薬会社への融資に関する提案をし、山崎は取引先の零細工場に肩入れをする。自らの道を模索する主人公たちに、試練が襲いかかる。
二人をとおして、銀行の在り方を投げかける回。
ドラマ「アキラとあきら」第2話。階堂は投資のための融資に疑問をもち、銀行員としての在り方を悩む。山崎は、零細工場への融資を担当するが、現実の厳しさに直面する。
二人の少年時代をからめつつ、銀行員としての苦悩を前面に出している。向井理、斎藤工2人の演技がよく、じっと見入ってしまう。
池井戸潤の小説」を原作とするドラマ「アキラとあきら」。WOWOWの「連続ドラマW」枠で2017年に放送された。全9話。
零細工場の息子、山崎瑛と海運会社の御曹司、階堂彬。二人は少年時代より何度か運命の邂逅をし、やがて同期として銀行に入社する。しかし、彼らを待ち受けていたのは過酷な試練であった。
初回は、銀行での研修から始まり、二人の過去をからめつつ立場の違いを描いている。
池井戸潤原作では、「下町ロケット」や「半沢直樹」など、イケイケのドラマが多い。しかし、この作品はしっとりとした雰囲気をもっている。そのため、落ち着いて見ていられる。
静かに心にせまる良質なドラマ。
恩田陸の小説「蜜蜂と遠雷」のコンサートで演奏されたピアノ曲を集めたCD。2枚組で、1枚目はピアノソナタ、2枚目はピアノ協奏曲が収録されている。
解説書には、恩田陸が語る登場人物の思いがあり興味深い。ピアノ曲の解説と小説での表現も載っており、読んだときの感慨がよみがえる。
ピアノの表現と文学の豊かさを同時に伝えてくれるアルバム。
ロックバンド「クイーン」のボーカリスト・フレディ・マーキュリーを主人公とした映画「ボヘミアン・ラプソディ」。フレディの来歴をたどりつつ、クィーンの曲を散りばめ音楽を楽しませてくれる。特に「ライブエイド」の再現シーンは圧巻。
クイーンの魅力を伝え、新たなブームを巻き起こした音楽映画。
葉加瀬太郎、高嶋ちさ子、古澤巌、3人のヴァイオリン奏者が共演するCD。それぞれ独自の世界を展開しているが、それらが和すことにより、さらにヴィヴィッドな音楽が生まれる。
変化に富んだ、洗練された演奏が楽しめるアルバム。
酒見賢一の小説「墨攻」は、中国の春秋戦国時代を舞台とした歴史小説。趙に攻められる小城を救うため、墨子である革離は自らの信念に従い単身城に赴く。城の守備にあらゆる策を講じ、大軍を待ち受ける。
非攻の哲学をもつ集団「墨子」の思想を、城での戦いを通じて描き出す。迫真の攻城戦、敵味方双方の心理描写など、物語の魅力にあふれている。
無類の面白さをもった歴史小説の傑作。
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