オール・ユー・ニード・イズ・キル
エイリアンの侵略を受けている地球で、トム・クルーズ演じる主人公は死ぬ度に過去のある時点に戻る。タイムプールを繰り返す中で、成長していく姿を描く。
「ループもの」のSFである。これは扱いによって陳腐なものになってしまいがちだが、本作は楽しめる作品になっている。やはり脚本の力であろう。ハリウッドの大作としての様々なこだわりも本作を支えている。
気楽に楽しめるSFアクション。
エイリアンの侵略を受けている地球で、トム・クルーズ演じる主人公は死ぬ度に過去のある時点に戻る。タイムプールを繰り返す中で、成長していく姿を描く。
「ループもの」のSFである。これは扱いによって陳腐なものになってしまいがちだが、本作は楽しめる作品になっている。やはり脚本の力であろう。ハリウッドの大作としての様々なこだわりも本作を支えている。
気楽に楽しめるSFアクション。
「ハッピー・デス・デイ」はループもののホラー映画。タイトル画を見る限り、いかにもB級ホラーで引いてしまう。しかし、なかなかに楽しめる学園ドラマになっている。
がちがちのホラーではなく、ユーモアを含んだものであり、ループのたびの意趣も凝っている。ふわりと着地する脚本の力も大きい。
ある目的で壁に囲まれた孤児院で暮らす子どもたちが、脱出を試みる物語。一種のホラーであるが、智と智の闘いがストーリーに起伏を与える。
個々のキャラクターもよく描き分けられ、動きの軽快さが救いとなっている。美術的にも優れたアニメ。
1台のピアノを斎藤守也・斎藤圭土の兄弟が奏でるレ・フレールのCD「ノエル・ド・キャトルマン」。どのメロディもなじみ深い、クリスマス・ソングが4手の連弾で演奏される。
ピアノという楽器の表現力にあらためて驚嘆する。
凝ったアレンジで楽しませてくれるハッピーな1枚。
「レ・フレール」で活躍する斎藤圭土が、ブギ・ウギやブルースを奏でるCD。 明快なリズムで感性がほとばしるピアノ・ソロ・アルバム。
M(プリンセスプリンセス)、PRIDE(今井美樹)、DEPARTURE(globe)、恋しさと せつなさと 心強さと(篠原涼子)、TOMORROW(岡本真夜)など、女性ボーカル曲を集めたCD。テレビ、映画などでヒットをとげた名曲がそろっている。
今なお魅力を放つ曲が収められたアルバム。
アーサー・C. クラークのSF小説「宇宙のランデヴー」。
SFの真価がイマジネーションの豊かさにあるとすれば、まさしく名作である。ことに、科学的知見とイマジネーションのバランスが実に見事である。ハードSFの嚆矢。
ドラマ「天皇の料理番」最終回。敗戦国となった日本はGHQの統治を受ける。篤蔵は、天皇陛下の料理番として、GHQとの関わりを模索する。
敗戦直後の様々なエピソードを織り交ぜながら、料理人の生き様を多くの人々との関わりの内に描く。
明治、大正、昭和と移りゆく時代の中を、精一杯走り抜ける主人公の姿が魅力的であった。それを支える多くの人々との関わりがじっくりと描かれ、胸に迫るシーンも多かった。
料理や背景、小道具に至るまで実に丁寧に作られ、それぞれの時代の雰囲気を醸していた。近代日本の姿を再現したという意味でも貴重な作品ではないか。
俳優の名演とスタッフの熱意が結実した、真にまごころがこもったドラマであった。
ドラマ「天皇の料理番」第十話は「皇居編~最愛の人と最後の晩餐」。主人公と家族との関わりをじっくりと描く。黒木華演じる俊子の楚々とした佇まいが素晴らしい。
支え合う家族の姿が、説得力をもって表現された回。
ドラマ「天皇の料理番」第十話は「皇居編~関東大震災と家族の決意」。関東大震災での宮中料理人の対応を、篤蔵と息子との確執をからめて描く。
秋山徳蔵氏(篤蔵のモデル)の三男、蜂谷三郎さんの話では、小学生の頃、父親が料理人であることが恥ずかしく、「質屋」といってごまかしていたらしい。それほど当時料理人の地位は低いものであった。そのことが、今回表現されている。
歴史の一断片を描いた回。
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