グレン・グールド ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
グレン・グールドによるベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集、3枚組CD。
第1番:ウラディミール・グルシュマン指揮、コロンビア交響楽団 1958年
第2番:レナード・バーンスタイン指揮、コロンビア交響楽団 1957年
第3番:レナード・バーンスタイン指揮、コロンビア交響楽団 1959年
第4番:レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック 1961年
第5番:レオポルド・ストコフスキー指揮、アメリカ交響楽団 1966年
グールドの1音1音が煌めくピアノに魅了される。とりわけ、第1番のカデンツァは独自の世界をつくっており、幻惑されたかのように引き込まれる。
解説書にある朝比奈隆の「グールドの思い出」がオーケストラとの関係をよく表しており極めて興味深い。
繊細に紡がれるピアノと、それに感化されたオーケストラの独特な関係が希有の音楽を生み出している。
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