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一路(下)

 中山道を進む一行に、次々と難題が降りかかる。参勤道中を指揮する小野寺一路は、周囲の手助けを得ながら乗り切ろうとするが…。
 到着の遅れが許されない中、背後に藩内の謀略もあり物語は波乱に次ぐ波乱の展開。読み手を片時もあきさせないその手腕には感服する。
 行く土地における風習を生かしながら、ユーモアとサスペンスを織り交ぜ、なおかつ感涙の場をきっちり敷く熟達の筆。浅田ワールドの真骨頂たる時代小説。

一路(下) (中公文庫)

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