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水滸伝 十 濁流の章

 北方謙三の「水滸伝」第十巻、濁流の章。官軍の呼延灼将軍は代州より呼び寄せられ、着々と梁山泊攻撃の準備を進める。梁山泊の晁蓋は万全の布陣で呼延灼軍と対峙するが…。
 原野にて官軍と梁山泊軍の熾烈な戦闘。呼延灼、晁蓋、両雄の激突がダイナミックに展開される。
 武松と李逵のコンビが、戦の前にゆたっりとした感興を添える。円熟の緩急が物語に味わいを与えている。
 クレッシェンドが効く風雲渦巻く第十巻。

水滸伝 10 濁流の章

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