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泥の河

 宮本輝の小説を原作とした、小栗康平監督の映画「泥の河」。戦後間もない頃の大阪を舞台とし、川縁の食堂の少年と舟で暮らす少年少女とのひと夏の出会いと別れを繊細に描く。モノクロ映画の美しさと力強さを鮮明に感じさせてくれる。
 小栗康平監督とは何度かお話をさせていただいたことがある。その作品と同じくストイックな雰囲気を持った方であった。  

泥の河
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