告白
湊かなえのデビュー作「告白」を、松たか子主演で映画化。中島哲也監督、2010年公開作品。
心に深い傷を負い、教壇を去る女性教師の話から始まり、事件全体が登場人物それぞれの視点で描かれる。
中学校を舞台にした作品は、どうしてこう暗い物語が多いのだろう。
湊かなえのデビュー作「告白」を、松たか子主演で映画化。中島哲也監督、2010年公開作品。
心に深い傷を負い、教壇を去る女性教師の話から始まり、事件全体が登場人物それぞれの視点で描かれる。
中学校を舞台にした作品は、どうしてこう暗い物語が多いのだろう。
政治での地位に直結する、トップ高校の生徒会長をめぐる争いを描いた映画「帝一の國」。イケメン俳優たちが野望に燃える高校生を演じる。
コミカルではあるが、ひたすら突き進む姿に演じ手や作り手の潔さも感じる。気軽に楽しめる映画をというむきにおすすめできる作品。
映画「マエストロ!」のオリジナル・サウンドトラックを聴く。前半はクラシックの旋律を生かした上野耕路の劇伴。後半に佐渡裕がベルリン・ドイツ交響楽団を指揮した「運命」「未完成」の劇中音楽が収録されている。
エンディングテーマを辻井伸行が演奏。このテーマ曲はなかなか良い。
マエストロ! オリジナル・サウンドトラック
辻井伸行×佐渡 裕
福島聡氏に、取材協力のお礼として「バララッシュ」の第1巻を寄贈いただく。見てまわられた場所が、見事に漫画の背景として表現され、その画力にあらためて感嘆する。
1987年、アニメをこよなく愛する高校生山口は、抜群の絵の才能をもつ宇部と出会う。「風の谷のナウシカ」「機動戦士ガンダム」「王立宇宙軍オネアミスの翼」「うる星やつら2」など、映画・テレビアニメを共に鑑賞し、やがて二人はアニメ制作のプロの道を歩み始める。
アニメの傑作が次々と誕生した1980年代を舞台に、夢に向かって進む男たちを描く王道の青春漫画。
宇宙空間を舞台にしたSFサスペンス「ゼロ・グラビティ」。2013年に公開されたアルフォンソ・キュアロン監督作品。
空気のない無重力空間で繰り広げられる究極のサバイバルには、最後まで惹き付けられる。映像の美しさが映画全体を支える。
2013年のアカデミー賞において、監督賞、撮影賞など7部門を受賞した名編。
2293年の荒廃した世界を舞台にしたSF映画「未来惑星ザルドス」。1974年公開、ジョン・ブアマン監督作品。空飛ぶ石像の存在が圧巻。索漠とした土地で、ショーン・コネリーが体を張って演じる。
哲学的な趣きをもつ、SF映画の記念碑的作品。
松本清張の短編小説「天城越え」を、三村晴彦が監督した映画。田中裕子、渡瀬恒彦など名優が集い、濃密な人間ドラマになっている。ことに田中裕子の演技が素晴らしい。
「真田丸」「王様のレストラン」「半沢直樹」「下町ロケット」「すずらん」など、服部隆之が作曲したドラマ・映画のテーマ曲集。どれも印象に残るメロディであり、ヒットを支える音楽の力を感じる。
ウィルスの感染に立ち向かう人々を描いた映画「アウトブレイク」。「U・ボート」「ネバーエンディング・ストーリー」のウォルフガング・ペーターゼン監督による1995年公開作品。
ザイールで謎の出血熱により村が全滅する。アメリカ軍部と医学研究所の医師たちは、感染拡大防止に向けて動き出すが、爆発的な感染、アウトブレイクが始まってしまう。
邦画「感染列島」より、はるかに緻密な脚本とダイナミズムで見る者を惹き付ける。公開同時期にエボラ出血熱が流行した。設定の妙をもったディザスタームービー。
「感染列島」は、新型インフルエンザに襲われた日本の姿を、病院内の医師の奮闘を中心に描いた映画。妻夫木聡主演、瀬々敬久監督・脚本による2009年公開作品。
前半の緊迫した展開はなかなかがんばっている。しかし、後半、やや間延びをした印象を受ける。医師が感染源をさぐりに他国に出国し、帰国するなどありえず、説得力を欠いている部分が見受けられる。日本映画の情緒に流れすぎる部分が、緊迫感をそいでおり残念。
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