タイピスト!
1950年代、田舎育ちの女性が、タイプライターの早打ちコンテストに挑む姿を描くフランス映画。
一種のスポーツ根性ものにも感じられるが、主演のデボラ・フランソワのキュートさもあり、小粋な恋愛映画に仕上がっている。
1950年代、田舎育ちの女性が、タイプライターの早打ちコンテストに挑む姿を描くフランス映画。
一種のスポーツ根性ものにも感じられるが、主演のデボラ・フランソワのキュートさもあり、小粋な恋愛映画に仕上がっている。
海兵隊で起こった殺人事件に対し、トム・クルーズ演じる弁護人が権力に立ち向かう姿を描いた映画「ア・フュー・グッドメン」。ドラマ「ザ・ホワイトハウス」を手がけたアーロン・ソーキンの秀逸な脚本による、軍事法廷サスペンス。
トム・クルーズの弁舌が見事であるが、対するジャック・ニコルソンが圧倒的な存在感を放つ。
飛行中の機内で、航空保安官と見えざる犯人との闘いを描くサスペンス映画「フライト・ゲーム」。リーアム・ニーソン主演の2014年公開作品。 ニューヨーク発ロンドン行きの便で、航空保安官に挑発的なメールが届く。必死に探索する保安官を尻目に、1人、2人と犠牲となっていく。
秀逸な脚本で見せる閉じた空間でのミステリー風アクション映画。
「シベールの日曜日」は、戦争の傷跡を背負う男性と、孤独な少女との交流を描いた、1962年のフランス映画。
パトリシア・ゴッジが愛くるしい少女役として輝きを放つ。水の波紋など、モノクロの映像美に満ちた映画。
シベールの日曜日[Blu-ray]
アンリ・ドカエ
映画007シリーズの音楽を集めた2枚組CD。オリジナル音源で収録されているところが嬉しい。
マット・モンローの「ロシアより愛をこめて」、シャーリー・バッシーの「ゴールドフィンガー」など、名曲の数々がたっぷりと味わえる。ポール・マッカートニーの「死ぬのは奴らだ」など、じっくりと聞くとあらためて見事さが浮き上がる。
「マンゴーの木の下で」などが収められる2枚目の挿入曲集も楽しい。
三浦しをんによる小説「神去なあなあ日常」を、矢口史靖監督が映画化した"WOOD JOB!"。大学を卒業して、林業に就くことになった若者の物語。山仕事の過酷さと自然の素晴らしさを軸とした青春映画。
大河ドラマで真田幸村を見つめ続けるヒロインきりを演じた長澤まさみが、この映画でも魅力的な女性を演じている。
1931年のドイツ映画「会議は踊る」。1814年、ナポレオン戦争後の処理をめぐるウィーン会議で、各国首脳は舞踏会にうつつを抜かす。そんな中、ロシア皇帝と手袋屋の娘との間に恋が芽ばえる。
"Das gibt's nur einmal"(唯一度だけ)の音楽をバックに娘を乗せた馬車がロシア皇帝のもとに向かうシークェンスがあまりに素晴らしい。
トーキー初期の名作中の名作。
石坂洋次郎の小説「陽のあたる坂道」を、田坂具隆が映画化。1958年のモノクロ作品。石原裕次郎が主役を演じ、共演する北原三枝、芦川いづみも輝きを放っている。
昭和の青春を魅力的な人物像で浮き上がらせる文芸大作。
陽のあたる坂道 [DVD]
田坂具隆
チャーリー・チャップリンの生涯を描いた映画「チャーリー」。リチャード・アッテンボロー監督による1993年公開のイギリス映画。
アッテンボロー監督による品格のある映像で、チャップリンが喜劇王になるまでの過程とその後の命運が丁寧に描写されている。
ロバート・ダウニー・Jrがチャップリンを見事に演じている。また、チャップリンの初恋の相手と最後の妻を演じるモイラ・ケリーが魅力的で、静かな華を与えている。
内田康夫の探偵浅見光彦を主役とした小説を原作とした映画「天河伝説殺人事件」。市川崑監督による1991年公開映画。
榎木孝明、石坂浩二、伊東四朗、日下武史、大滝秀治、岸田今日子、岸惠子、岸部一徳、神山繁、奈良岡朋子と錚々たる俳優陣をそろえる。吉野を舞台にした絵画のような映像が美しい。
加藤武が刑事役を演じ、「犬神家の一族」に始まる金田一耕助シリーズの雰囲気を醸している。が、本作は浅見光彦探偵を主役とする唯一の角川映画であり、シリーズ化はされなかった。
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