プラチナデータ
東野圭吾の小説「プラチナデータ」を原作とする映画。DNAによる犯罪捜査をモチーフとした作品で、二宮和也、豊川悦司が主役を演じている。2013年公開の大友啓史監督作品。
DNA解析の画像など、スタイリッシュな映像はよく出来ている。しかし、あまりに極端な設定や表面的な奇抜さだけを狙った深みのない人物描写には、どうしても馴染めず気持ちが退いてしまった。
東野圭吾の小説「プラチナデータ」を原作とする映画。DNAによる犯罪捜査をモチーフとした作品で、二宮和也、豊川悦司が主役を演じている。2013年公開の大友啓史監督作品。
DNA解析の画像など、スタイリッシュな映像はよく出来ている。しかし、あまりに極端な設定や表面的な奇抜さだけを狙った深みのない人物描写には、どうしても馴染めず気持ちが退いてしまった。
「トランスポーター」は、高額な報酬とひきかえにどんな品物でも扱う運び屋を描いたアクション映画。ジェイソン・ステイサム主演、リュック・ベッソンが製作・脚本を手がける2002年の作品。
全編カー・アクションに溢れ、ストーリーも単純であり気軽に見られる映画。
毒グモに襲われた町を舞台にした映画「アラクノフォビア」。1990年、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮による映画。昆虫パニック映画であるが、どこかのんびりとした雰囲気がある。
時代劇とゾンビ映画と進撃の巨人を混ぜたようなアニメーション。人々は街の外に溢れている怪物カバネから身を守るため、城壁をめぐらした街に住む。街並みや人々の服装は江戸時代の趣きがあるが、蒸気機関車が発達し、街と街を結ぶ。
物語は、日ノ本の中心である都市を目指す蒸気機関車に乗り合わせた人々を中心に描かれる、バトルアクション風ロード・ムービー。
とにかく何でも好きにやっている設定と、こだわりの作画で強引に見せてくれる。才能がぶつかりあって生まれた作品。
ウッディ・アレン監督・脚本による映画「ミッドナイト・イン・パリ」。パリを婚約者と訪れた映画脚本家は、真夜中1920年代のパリに迷い込む。
ヘミングウェイ、ピカソなど、1920年代当時パリで活躍した人々と現代人との出会いを通して、アカデミックな気風をしっとりと描く。シドニー・ベシェの名曲をバックにした冒頭のパリのシーンも実に素晴らしい。
アカデミー賞脚本賞受賞作品。
ウッディ・アレン監督の映画「おいしい生活」は、銀行強盗のため隣の空き屋を手に入れたギャングの顛末を描いたコメディ映画。
カモフラージュのために空き屋でクッキー店をひらくが、これが人気になり…という具合に先の読めない展開が続く。ウッディ・アレン演じる強盗の妻を演じるトレイシー・ウルマンが絶妙の味わいを出している。
会話や小物にセンスが光る、ウィット溢れる作品。
「ゴジラ」の音楽を手がけた伊福部昭による特撮映画交響曲。
「SF交響ファンタジー第1番」「SF交響ファンタジー第2番」「SF交響ファンタジー第3番」「交響ファンタジー ゴジラVSキングギドラ」がされている。どれも伊福部自らが編曲をした作品で、広上淳一と本名徹次が指揮をしている。
土着的なリズム、変拍子、ダイナミックな管弦楽法に彩られた心躍る音楽。特撮映画ファン必聴のアルバム。
怪獣特撮映画音楽 ベスト
本名徹次 映画主題歌
「ミンボーの女」は、ヤクザの民事介入暴力に立ち向かう人々を描いた映画。伊丹十三監督による1992年公開作品。
ヤクザにゆすられるホテルを舞台に、民事介入暴力を専門とする弁護士がスタッフと共に法律を駆使して対決する。
伊丹十三監督は、この映画の公開直後に刃物を持った五人組に襲撃され重傷を負う。
映画の鋭い切り口、万民に分かりやすい作風と説得力が社会に与えた影響力は計り知れない。
マルサの女、第2作。伊丹十三監督が前作で描ききれなかった巨悪を描く。国税局査察部、通称マルサが、新興宗教の管長である悪辣な地上げ屋のドンに迫る。
丹波哲郎、津川雅彦、宮本信子というマルサ側の豪華な俳優に加え、対する地上げ屋に三國連太郎という濃い布陣。前回の軽妙さは薄れ、ずしっとした重みと苦みのある映画。
脱税を取り締まる査察官の活躍を描く「マルサの女」。伊丹十三監督による1987年公開の映画。脱税者と査察官とのやりとりが、時にコミカルに、時にシニカルに描かれる。
伊丹監督の切り口が見事で、様々な脱税のテクニックやシチュエーションを惜しみなく映像化している。テンポ良い構成と独特のカメラワークで最後まで見る者を惹き付ける。
宮本信子演じる査察官と、山崎努演じる経営者との対決場面が見事。本多俊之による変拍子のテーマ曲も印象に残る。
税務署職員、査察官という地味な職業を前面に出し、税金という普通は一顧だにされないテーマをスタイリッシュなエンターテイメントに仕上げ、日本映画に一石を投じた作品。
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