蒼天航路 7
蒼天航路第7巻では、曹操と袁紹との大決戦、「官渡の戦い」の緒戦が描かれる。吉川英治の小説を読んでもいまひとつピンとこなかった戦いが、圧巻の絵で活写される。
蒼天航路 (7) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
蒼天航路第7巻では、曹操と袁紹との大決戦、「官渡の戦い」の緒戦が描かれる。吉川英治の小説を読んでもいまひとつピンとこなかった戦いが、圧巻の絵で活写される。
蒼天航路 (7) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
NHK大河ドラマ「八重の桜」第27回は、「包囲網を突破せよ」。会津籠城戦をリアルに再現し、人々の息づかいの中に緊迫感を描き出していた。薙刀隊の中野竹子、神保雪も散り、会津の悲劇がひしひしと伝わる。
池井戸潤の小説「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を原作としたTBSのドラマ「半沢直樹」。初回は2時間スペシャルでの放送であったが、いやあ面白い。個性的な俳優たちの熱演とツボをついた演出で一気に見られた。堺雅人、上戸彩といった配役も絶妙。
原作の勧善懲悪的な(もっとも、主人公もそうとうあざといことをやっている)比較的シンプルなストーリーと、サラリーマンのうっぷんを晴らすような爽快な台詞が、閉塞感のある今の時代に受けたのかもしれない。
オレたちバブル入行組 (文春文庫)
池井戸 潤
蒼天航路第6巻では、呂布と曹操の戦いが中心となって展開される。この作品では、軍師が描かれていることに感心する。この巻においても、陳宮の心情がよく表現されている。軍師を活き活きと描写する点では、吉川英治の小説を凌ぐのではないかと思われるほどである。
蒼天航路(6) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
蒼天航路第5巻では、曹操が天子を奉戴し、天下覇業の足がかりを得る。今まで曹操の大きな挫折が描かれてこなかったが、軍師賈 詡の策謀により、窮地に追い込まれる。
悪来典韋の最期は、印象に残る名場面。
蒼天航路(5) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
蒼天航路第4巻では、曹操は清州黄巾党を配下に収め、勢力を広げていく。孫権、趙雲子龍などがユニークなキャラクターとして登場する。呂布の動向を軸とした転変の巻。
蒼天航路(4) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
「蒼天航路」第3巻は、見所満載の凄い巻。とりわけ見事なのは、董卓のキャラクター。悪役ここに極まれりという残忍さが、洛陽の地獄図とともに描かれる。呂布の召喚獣のような登場も鮮烈。
豪傑が一堂に会する汜水関の戦いは圧巻の迫力。
蒼天航路(3) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
「蒼天航路」第2巻では、宦官たちをも向こうに回す若き曹操の活躍が、ダイナミックに描かれる。劉備玄徳、張飛、関羽も登場し、無双の面白さ。
蒼天航路(2) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
三国志の曹操を主人公に据えた漫画「蒼天航路」。第1巻では、若き曹操の破天荒な行動と、最初に得た官職である北部尉として、重臣をも打擲する苛烈な仕事ぶりを示す。
漢朝末期を揺るがす壮大なストーリーの幕開け。絵の見事さと濃く深いストーリーの虜になる。
蒼天航路(1) (講談社漫画文庫)
王 欣太 李 學仁
NHK大河ドラマ「八重の桜」第26回は、「八重、決戦のとき」。
半年間、八重は歴史の表舞台にたつことなく、会津の地で時を過ごす。大河ドラマで、ここまで控えめであった主人公がいたであろうか。自己主張をする場面はあっても、まわりにさとされ、家族や地域の中で役割を淡々と果たす。
しかし、会津に新政府軍が迫った今、スペンサー銃をもって敢然と立ち上がる。その勇姿は、いままで耐えてきただけに、より凛々しく映る。
砲火が轟く鶴ヶ城では、西郷家の自刃、白虎隊の最期など、悲劇が相次ぐ。それらは、誇りと名誉を懸けた選択であった。作り手の気概が集約され、このドラマを象徴する回であった。
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