新世界より 九
貴志祐介の小説「新世界より」を映像化したアニメ第23話から第25話では、いよいよこの長い話も終わりを迎える。最終話の風景の美しさに魅せられる。
よくこれだけの世界を描き上げたものだと、小説では作者の創造力に圧倒された。アニメでは、その世界観を大事にしながら映像化していることが伝わってくる。日本古来の形式美と新進の創造を融和させた、新たな世代の息吹を感じる意欲作。
貴志祐介の小説「新世界より」を映像化したアニメ第23話から第25話では、いよいよこの長い話も終わりを迎える。最終話の風景の美しさに魅せられる。
よくこれだけの世界を描き上げたものだと、小説では作者の創造力に圧倒された。アニメでは、その世界観を大事にしながら映像化していることが伝わってくる。日本古来の形式美と新進の創造を融和させた、新たな世代の息吹を感じる意欲作。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第20話から第22話では、怒濤の展開がなされる。村の建物の造形、その後、主人公たちが救いを求めて向かう場所の情景など、美術的にも優れ見応えがある。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第17話から第19話では、26歳になった主人公たちが直面する運命を描く第三部の幕開け。静かな異変は、やがて大きなうねりに繋がっていく。
マウスで命令を組み合わせるだけで、様々なプログラミングができる言語「スクラッチ」。子どもたちが自分の書いた絵を動かすこともできる。
LOGOの流れをくむ言語であり、子どもたちの創造性を伸ばす可能性をもったソフトウェアである。
本書は、スクラッチの基礎から、小学校の各教科への応用も含めて書かれ、スクラッチの楽しさと広がりを伝えてくれる。
情報化社会を支えるプログラミングを、教育の場にいかにおろしていくか、数十年前からの課題であるが、本書はそのひとつの方向を具体的に示している。
小学生からはじめるわくわくプログラミング
阿部 和広
夏目漱石、正岡子規、岡本かの子などの手紙18通を、江守徹と平淑恵が朗読するCD。
芥川龍之介が婚約者塚本文子に送った、明るくはしゃいだ手紙、織田信長が秀吉の妻おねに宛てた気配りのある手紙など、意外な一面が感じられる手紙が興味深い。
野口英世の母の手紙「はやく来てくだされ」、東京オリンピックマラソンメダリスト円谷幸吉の「かなしきリフレイン」など、人生の一断面を切り取った手紙が胸に迫る。
心の琴線にふれる1枚。
心の本棚 心にひびく日本語の手紙
渡辺博也 朗読 平淑恵 江守徹
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、第5回は「死闘の果て」。
信長パートでは、吹越満演じる足利義昭がいい味を出している。官兵衛のパートでは、小競り合い風の合戦で赤松を討ち取る。信長、官兵衛両面を平行して描くことで、リズムも生まれ、奇をてらわないだけに安心して見られる。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第14話から第16話では、主人公たちが14歳である第2部の最後となる。雪の中での描写が美しい。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第11話から第13話では、主人公がこの世界のリーダーと邂逅し、新たな局面を迎える。徐々にひもとかれる世界の秘密には慄然とする。
世界観を大事にした作画、音楽により、緊迫感のある独特の映像表現となっている。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、第4回は「新しき門出」。
よくも悪くもストレートでひねりがなく、タイトルも台詞もごくごくありふれた形に終始している。
中谷美紀演じる櫛橋家の次女との出会いは、あまりにベタな場面設定であった。織田パートも春風亭小朝演じる明智光秀、吹越満演じる足利義昭と、スマートさと対極にある役柄で、岡田准一の官兵衛と対比をなしている。
まあ、あえてひねらず進むので、リラックスして見られることも確かだ。そのせいか、45分が割合短く感じた。
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