風立ちぬ
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」は、飛行機の設計に情熱を傾ける堀越二郎と、薄幸な少女との出会いを描いた作品。
飛行機の設計に関わる部分の緻密な描写が凄い。関東大震災の群衆シーンは、宮崎駿監督がこだわりを見せるモブシーンの集大成的な出来映え。
飛翔するものへのあこがれを前景とし、ナイーブな恋愛を織り込んだ作品。そよぐ風が実感され、心の深奥にそのざわめきが残る映画。
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」は、飛行機の設計に情熱を傾ける堀越二郎と、薄幸な少女との出会いを描いた作品。
飛行機の設計に関わる部分の緻密な描写が凄い。関東大震災の群衆シーンは、宮崎駿監督がこだわりを見せるモブシーンの集大成的な出来映え。
飛翔するものへのあこがれを前景とし、ナイーブな恋愛を織り込んだ作品。そよぐ風が実感され、心の深奥にそのざわめきが残る映画。
対話型ロボット、自動運転、医療診断など、人工知能のトピックスが随分とニュース等を賑わせている。囲碁や将棋で人間に勝つなど、フレームの決まった問題に対して、人工知能は人間の能力を超える力を発揮している。
ネット上の情報を収集・分析するビッグ・データ解析の性能も恐るべき勢いで向上している。人工知能は今後、産業・社会に大きな影響を与えていくことは間違いない。発展する人工知能はどこに向かおうとしているのか。人類に脅威を与える存在になりうるのだろうか。
本書は、人工知能研究の歴史と今を語り、今後の方向と可能性を記している。人工知能研究者によって著された本であり、特徴表現学習、ディープラーニングについては詳細に書かれている。
人工知能研究の「知の格闘」の軌跡が興味深い。冬の時代を生き抜いた研究者の不屈の精神も感じられる。また、人工知能の方向についても冷静に分析され、見通しを持つことができる。丁寧な記述からは、人工知能について分かりやすく伝えたいという思いがひしひしと感じられる。
人工知能の過去・現在とこれからの展望を示した良書。
江戸天明期、空を飛ぶことに自らのすべてをかけた男の生き様を描いた飯嶋和一の小説「始祖鳥記」。
幸吉は腕の良い表具師であったが、自ら作った凧で空を駆け、お上の世を騒がせた罪で捕縛される。
主人公の数奇な運命を通して、当時の経済を活写した物語でもある。幸吉の生き様も興味深いが、とりまく人々が実に味わいがある。多層的な深みと爽快さを合わせもっており、読後の充実感は何物にも代え難い。
読書の醍醐味を与えてくれる感動の小説。
始祖鳥記 (小学館文庫)
飯嶋 和一
東野圭吾の小説「プラチナデータ」を原作とする映画。DNAによる犯罪捜査をモチーフとした作品で、二宮和也、豊川悦司が主役を演じている。2013年公開の大友啓史監督作品。
DNA解析の画像など、スタイリッシュな映像はよく出来ている。しかし、あまりに極端な設定や表面的な奇抜さだけを狙った深みのない人物描写には、どうしても馴染めず気持ちが退いてしまった。
東京湾から突如現れた巨大不明生物に立ち向かう人々を描いた庵野秀明監督の映画「シン・ゴジラ」。それは、空想科学映像への思いを込めた渾身の作品であった。
未曾有の事態に対応する政府の動きが、ドキュメンタリータッチで極めてリアルに描かれている。その映像は、震災、原発事故に遭遇した日本の危機管理の姿を突きつけるものでもあった。緻密な取材で丹念に緊急時の対応を表現することで、示唆に富んだポリティカル・ドラマともなっている。
多彩な俳優が「内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹」など役職と氏名がテロップで紹介されながら登場する。そのテロップも一瞬出されるだけで、人物は次々と現れ、早口に専門用語を喋りながら動き回る。情報量の多さに圧倒されるが、まったく飽きない。むしろそのテンポが快くすらなってくる。神の化身のようなゴジラに立ち向かうためには、人間にもそれだけの頭脳と回転の速さが必要とされる。まさに、知能戦であることが具現化されている。
この映画では、登場人物の多さゆえに、感情移入できる人が少なくないことが魅力のひとつ。個人的には、平泉成が演じる、総理大臣に成り行きでなってしまった里見祐介が味があっていいと感じた。「菜根譚」など中国の処世訓や思想をもちつつ自分に力がないことを自覚し、後進へ繋がることを考え地道にできることに取り組む姿が印象に残る。
虚構と現実を徹底して追求した、何度も見たくなる圧巻の空想科学映画。
ティム・バートン監督のSFコメディ「マーズ・アタック!」。お皿にカップをかぶせたような円盤が地球にめがけて大挙押し寄せる。宇宙人は脳ミソに目玉がくっついたグロテスクな風貌で、ひたすら好戦的。冒頭からB級映画の雰囲気を醸しているが、実はアメリカ社会の病理をじわじわと描く恐るべき作品。
ジャック・ニコルソン、トム・ジョーンズ、ピアース・ブロスナン、グレン・クローズ、マイケル・J・フォックスと豪華な俳優陣が演じている。色彩豊かでありながら、あまりにブラックなユーモアに圧倒されるゴージャスなカルト・ムービー。
群馬大学主催のこども体験教室「群馬ちびっこ大学」が、ヤマダ電機LABI1高崎4階のイベント会場で行われた。群馬大学の各学部が、子どもたちのために多くのブースを設けて体験の場を提供していた。
夏休みの最中であり、たくさんの子どもたちが訪れていた。各ブースには行列ができるほどである。その熱気と盛況ぶりには圧倒されるものがあった。
2016年8月6日から8月9日の4日間に行われる群大主催のこども体験教室は、今年で第12回を迎える。当初は、科学的な展示が主だったが、現在は理工学部の他、教育学部、医学部、社会情報学部など群馬大学全体で取り組み、多彩な体験ができるイベントになっている。
教育学部でも、科学的な体験の他に、英語の体験コーナーなどを設けていた。
これらの活動には、学生が主体となって取り組み、子どもたちに向き合っている。
11年前、2005年の夏休みに行われた第1回のこども体験教室には、自分の子どもたちも参加した。長男が小学校2年生、次男が保育園の年長組の時である。コバルトを用いたあぶり出しや、分子模型の組立、モーターの制作などを体験し、楽しませてもらった。
その時の体験は、思い出に残ったようで、特に長男は科学に随分と興味を持つようになった。
おかげ様で、今回の体験教室に、長男はスタッフとして参加させていただいた。多くの子どもたちに接することは、教育学部の学生として良い経験になったことであろう。
子どもは、体験を積み重ねて自分の未来をつくりあげていく。このようなイベントが継続して行われ、子どもたちの体験を豊かにしていくことを切に願っている。
奈良の遺跡の奥から、永遠に砂の流れ続ける砂時計が出土される。関係者は、それぞれ数奇な運命をたどることになる。
時空を越えて壮大なスケールで描かれる小松左京の長編小説。1965年に執筆されたことに驚きを感じる。そのイマジネーションの豊かさには圧倒される。読後感も素晴らしい余韻が残る。
日本におけるSFの金字塔。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
小松 左京
小松左京が1964年に書き下ろした小説を、角川春樹が懇願して映画化した。細菌兵器や核の恐怖などを、緻密な設定でスケール感豊に描くSFの大傑作。
大規模な南極ロケを敢行し、ジョージ・ケネディ、グレン・フォード、オリヴィア・ハッセーなど一流の国際スターを起用するなど、凄い意気込み。
映画は1980年に公開され、今なお重みをもって迫る作品である。
長男の大学入試の合格発表がある。教育学部理科専攻の2次試験は小論文で、生物の相同と相似に関する文章を基に論述する問題であった。本人の弁では、「科学にとって画期的な発見」の問題に対して、フロギストン説から原子論への移行を記述することができ、これで自信がついたという。
センター試験の結果など不安な点はあったが、倍率の低さもあってなんとか大学に進学できることになり、安堵する。
以下、2次試験対策のために要旨をまとめるなど活用した本。この他、雑誌「ニュートン」別冊や科学のコミックなど、何冊かの啓蒙書を読んだ様子。
理科授業の理論と実践―子どもの「すごい!」を引き出す手作り授業
宮下 治 益田 裕充 
筑波発「わかった! 」をめざす理科授業 (9784491031750)
筑波大学附属小学校理科教育研究部 
新理系の小論文 (河合塾SERIES―KP小論文シリーズ)
天野 哲彦 
小学校学習指導要領解説 理科編―平成20年8月
文部科学省 文科省= 
中学校学習指導要領解説 理科編
文部科学省 文科省= 
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