未来少年コナン 12
「未来少年コナン」第12話は「コアブロック」。ラオ博士とラナはインダストリアの最下層コアブロックに向かう。
冒頭の太陽塔から下方へのカメラワークの演出から引き込まれる。毎週このクオリティを保つことがどれだけ大変なことであろうか。活劇もさることながら、世界観を自然と表出する力量に感服せざるをえない。
おじいに似た人物が出てきた、ただそれだけに涙を禁じ得ない。見る者をじっくりと感情移入させるその巧まざる巧みにただただ頭を垂れる作品である。
「未来少年コナン」第12話は「コアブロック」。ラオ博士とラナはインダストリアの最下層コアブロックに向かう。
冒頭の太陽塔から下方へのカメラワークの演出から引き込まれる。毎週このクオリティを保つことがどれだけ大変なことであろうか。活劇もさることながら、世界観を自然と表出する力量に感服せざるをえない。
おじいに似た人物が出てきた、ただそれだけに涙を禁じ得ない。見る者をじっくりと感情移入させるその巧まざる巧みにただただ頭を垂れる作品である。
「未来少年コナン」第11話は「脱出」。フライングマシーンの故障を直すため、再びインダストリアに向かうコナンたち。途中、日干しにされようとするダイスに出会う。飛行艇が再び襲ってくるが…。
インダストリアが舞台となり、再び活劇の色合いが濃くなる回。
「未来少年コナン」第10話は「ラオ博士」。大きな地震が起こり、サルベージ船も波にのまれる。海中で作業中のパッチも危機的状況になり、コナンが救出に向かう。
海中に沈む船内のシーンがよく描かれ、感心する。パイプから空気が漏れ、船室の一角に空気がたまりコナンが一息つくシーンなど、細かい演出はさすが。
パニック映画の趣きをもつ回。
「未来少年コナン」第9話は「サルベージ船」。コナンとラナは砂漠で力尽きて倒れる。船のサルベージを取り仕切るパッチは、二人を施設に収容し、酷使をさせる。
新たな場面、新たな登場人物により、物語は単調さを失わず、新たな魅力を放っていく。サルベージ船の造形も存在感がある。
エンディングのクレジットに、演出として宮崎駿の他に高畑勲がクレジットされている。前回までの超高密度の活劇から、一転文学的な落ち着きをもった回になっているのも高畑勲がお手伝いをしてるからだろうか。
「未来少年コナン」第8話は「逃亡」。バラクーダ号はインダストリアからの追跡を逃れようとする。一方、コナンは今にも海に沈もうとしていた…。
ラナの気丈さが際立つ回。海中でのシーンが特に素晴らしい。
宮崎駿が後に手がける様々な映画のエッセンスが凝縮された、実に見事な回。冒険活劇の名編。
「未来少年コナン」第7話は「追跡」。ダイスはバラクーダ号で逃亡を図る。コナンも飛行艇に首尾良く潜り込むが…。
海の藻屑になりかけるコナン。ラナの争奪をめぐり、ビビッドに活劇が繰り広げられる。夜のシーンが多く光と影を巧みに利用した回。
「未来少年コナン」第6話は「ダイスの反乱」。ラナを助け出したコナンは、インダストリアからの脱出を図る。三角塔の中で二人が目にしたのは、巨大な蛾のような飛行艇であった。
コナンの超人的な活躍がめざましい。演出を嬉々としておこなっている様が伝わってくる。
爆撃機「ギガント」が存在感を示す。その巨大な車輪の下で交わされる二人の会話はインダストリアの本質に関わるものであった。
演出が冴え渡る驚異的な密度をもつ回。
「未来少年コナン」第5話は「インダストリア」。 ロール・プレイング・ゲームでも、新しい土地に着いた時はワクワクする。コナンがインダストリアにたどり着いたこの回は、なにものにも代え難い高揚感がある。
核戦争で荒廃した世界に、これほどの都市があること自体に驚く。太陽エネルギーを用いる三角塔の存在感が素晴らしい。コナンがラナの所在を突き止める過程で、その土地の階層社会を自然と伝える手法が実に見事である。何より、インダストリアの細かい造形が丁寧に描かれ、世界観を確かなものにしている。
このあまりに密度が濃い1話にそそいだエネルギーはどれほどのものだろうか。作り手の執念に感服する。
宮崎駿の徹底したこだわりが横溢する、まさしく神回。
「未来少年コナン」第4話は「バラクーダ号」。コナンとジムシィは船内に侵入するも、ジムシィが料理を食べてしまい、追われる身に。捕らわれ、バラクーダ号で酷使されることになる。
船の造形をうまく利用した回。コナンとジムシィの絆が深まる様が限定された空間で巧みに描かれている。
「未来少年コナン」第3話は「はじめての仲間」。荒波を乗り越え、コナンは島にたどりつく。廃墟をさまようコナンの背後に、人影が動く。
コナンが終始活発に動き回り、作り手もたいへんだったのではないか。「ルパン三世 カリオストロの城」の冒頭やカーチェースを彷彿させる動きが多く見られる。一瞬、コナンがルパンに見えてしまうほどであった。
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