鬼滅の刃 19
アニメ「鬼滅の刃」第十九話は「ヒノカミ」。敵の圧倒的な強さに翻弄される炭治郎は、最後の力を振り絞る。家族の絆がこめられた一閃であった。
動き・演出・美術・音楽、すべてが最高の質をもち、一体となって見る者に迫ってくる。
作り手の熱い思いが伝わる、特別の回。
アニメ「鬼滅の刃」第十九話は「ヒノカミ」。敵の圧倒的な強さに翻弄される炭治郎は、最後の力を振り絞る。家族の絆がこめられた一閃であった。
動き・演出・美術・音楽、すべてが最高の質をもち、一体となって見る者に迫ってくる。
作り手の熱い思いが伝わる、特別の回。
アニメ「鬼滅の刃」第十八話は「偽物の絆」。炭治郎は、蜘蛛の糸を操る鬼に苦戦を強いられる。伊之助も敵の圧倒的な力に翻弄される。
主人公たちがかなわない強敵の出現。新たな展開の予兆。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第四回は、「尾張潜入指令」。斎藤道三は、医師の東庵を尾張に送り込み、織田信秀の様子を伺わせようとする。光秀は、その後を追い東庵からの情報を持ち帰ろうとするが…。
織田信秀と東庵との、何気ない会話の駆け引きからも本作の凄みが伝わってくる。東庵の羽織に描かれた月と兎がスパイの暗喩であるなど、知的な要素を至るところに盛り込み、見る者に充実感を与え時間が経つのを忘れさせてくれるドラマ。
アニメ「鬼滅の刃」第十七話は「ひとつのことを極め抜け」。蜘蛛と対峙する善逸のエピソード。過去の訓練の様子をとおし、善逸のキャラクターを浮かび上がらせる。
強き者どおしの闘いの中に、弱者の心情を挟み込み勇気を与える、少年誌の王道を体現した回。
アニメ「鬼滅の刃」第十六話は「自分ではない誰かを前へ」。炭治郎は、伊之助と共に隊士を操る鬼に近づいていく。
コンビネーションのアクションでアニメーションの魅力を引き出している。炭治郎の優しさが残酷なシーンを柔らかい表現に変える。
アニメ「鬼滅の刃」第十五話は「那田蜘蛛山」。休息をとった炭治郎一行は、蜘蛛の多い山に入る。そこでは、鬼殺隊士たちの悲惨な状況があった。
善逸、伊之助と新たなキャラクターを加え、にぎやかな道中を経て新たな鬼と対峙する。
しかし、第七話までのヒリヒリするような緊迫感が懐かしく感じられる。
アニメ「鬼滅の刃」第十四話は「藤の花の家紋の家」。隊士たちは、藤の花を家紋とする家でひとときの休息をとる。
コミカルな表現を増やし、闘いの連続から一息つく回。
「美しさもはかなさも凄みもない」
アニメ「鬼滅の刃」第十三話は「命より大事なもの」。鬼の業をも描き、単なる闘いにとどまらないテーマ性を有していた。
畳の表現が丁寧で、こだわりを感じる。
「水はどんな形にもなれる。」
アニメ「鬼滅の刃」第十二話は「猪は牙を剥き 善逸は眠る」。炭治郎は鼓によって変化する術により、屋敷での闘いに苦戦する。
善逸は能力を発揮し、猪はひたすら動き回る。堤屋敷での混戦で、キャラクターを浮き上がらせる。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第三回は、「美濃の国」。夫、土岐頼純を亡くした帰蝶は、明智荘を訪れ、光秀たちと心を通わせる。斎藤道三は、土岐頼芸を美濃の守護として立てようとするが…。
戦の後、治水などがうまくいっていない美濃、戦に敗北したものの配下に恵まれ、立ち直る織田家。様々な人物像と思惑を、含蓄のある表現で描く本作は、見る者に密度濃く多くのものを投げかける。真に知的な大河。
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