マインドストーム
「まえに 100 みぎに 90」 と命令すると、画面上の亀が動き、その軌跡が図形になっていく、LOGOという学習ソフトがある。LOGOは、この亀(タートル)の動きによって、様々な体験をすることで、数学の概念が習得できることをねらっている。「マインドストーム」は、一見単純なこのソフトが開発された背景を、開発者であるマサチューセッツ工科大学のシーモア・パパート自身が述べている本である。
1980年の著作であり、日本語の訳本も1982年に出版され、20年以上を経ているが、その内容は、今なおコンピュータと子供との関わりについて大きな示唆を投げかけている。逆に、今だからこそ、数学教育を考える際により重要となる内容が含まれている。
マインドストーム―子供、コンピューター、そして強力なアイデアシーモア パパート Seymour Papert 奥村 貴世子
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