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宇宙戦争

 宇宙人が破壊の限りを尽くして地球を襲う「宇宙戦争」。スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演の映画が公開されている。原作は、100年以上前の作品であり、原作者H.G.ウェルズの想像力にはただただ圧倒される。原作については、MTB氏のコラムが興味深い。

 また、1938年に当時23才のオーソン・ウェルズが、この原作を元に火星人来襲のドラマを放送し、全米で本物の侵略かとパニックに陥ったことは有名である。このことはオーソン・ウェルズとグローバーズ・ミルのサイトに詳述されている。

 1953年に「War of the Worlds/宇宙戦争」は映画化されている。今回のトム・クルーズ主演の映画は、そのリメイクである。

 ストーリーは単純この上ない。それだけに、視覚効果や音響効果がより直截的に訴えかける。特に、重低音の音響は座席が揺れるかと思われるほど迫力がある。

 原爆、日航機墜落、9.11テロと、現実の危機を想起させる映像も多く、100年の時を経て人類が自らの内に「外からの侵略」以上の脅威を持ったことを突きつけてくる映画であった。

宇宙戦争
トム・クルーズ
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宇宙戦争
ジーン・バリー
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