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デジタル仕事術セミナー

 「教師のためのデジタル仕事術セミナー」に参加する。東京の八重洲口から歩いて約15分、八丁堀にある内田洋行のショールームで開催された。メディア教育開発センターの堀田龍也氏を中心に、ITを利用した教師の仕事術について、様々な実践例が紹介された。
 特に、3人の講師が20分ずつ行ったポスターセッションは興味深かった。
 水沢小学校の佐藤正寿氏は、アナログとデジタル双方を用い学級を活性化させるIT活用を示していた。水沢小学校は、昨年3月に行われた全国プレゼンテーションコンテストで、「青い目の人形は今どこへ」というタイトルで、小学校高学年の部で優秀賞を受賞した。自分としては、小学校・中学校・高等学校の全てのプレゼンテーションの中でも最も感銘を受けたものであった。戦時中に数多く焼かれた青い目の人形を探し、自分の郷土の幼稚園で見つけたという内容のものであった。小学校6年生の、平和への願いが込められた、実に素晴らしいプレゼンテーションであった。決して派手なパフォーマンスがあったわけではないが、それだけに思いが伝わり静かに胸を打った。
 その小学校6年生のプレゼンを指導した人が、佐藤正寿氏であった。セミナーに参加し、教育にかける情熱と仕事を楽しむ姿勢に、この人のクラスなら生徒も伸びるはずだと実感した。
 大津市立藤尾小学校の石原一彦氏は、ITを活用した授業の第一人者で、嬉々として様々なIT機器を使った実践を発表していた。機器の利用については、鍛え考えさせるというねらいを持って取り組むことが重要と改めて考えさせられた。
 小牧市立光ヶ丘中学校校長の玉置崇氏は、情報共有や発信の手段としてITを活用しておられた。その膨大な量の情報発信と大所局所両面からアクティブに行う学校経営の姿勢に、求められるリーダー像を目の当たりにする思いだった。
 発表の後、これらの人々と懇親会でお話をすることができ、たいへん有意義であった。
 セミナーに誘っていただいた斎藤俊明氏にはたいへん感謝している。

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