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東野圭吾のミステリー、容疑者xの献身を読む。短い文章でたたみかける文体と引込まれるストーリーで、一気に読める作品。純愛ものとも言えるが、数学者と物理学者の会話も興味深い。論理的な叙述と悲哀がないまぜになっている点がこの作品のひとつの魅力だろう。ただ、現実からあまりに遊離している数学の教師像がどうも気になった。もっともそれを否定するとこの作品が成り立たないのだが。 134回直木賞受賞作だが、白夜行のほうがはるかに密度も完成度も高い作品だと感じる。
容疑者Xの献身東野 圭吾
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