« 倒錯のロンド | メイン | 天上の青 »

オーケストラの少女

 1937年に制作されたアメリカ映画。公開当時日本は日中戦争のさなかであった。この時代に、これほど優れた作品が制作されることに、アメリカのという国の底力を感じた。脚本が実によく練られていると思った。今見ても最初から最後までずっと楽しめる。
 ストコフスキー本人が出演し、演奏を披露している。冒頭のチャイコフスキー交響曲第5番の演奏から釘付けになった。ディアナ・ダービンの歌声も素晴らしい。
 タクシー運転手と少女との会話から、当時の奥行きのある豊かさが伺える。貧しい中にも、精神的な豊かさとは何かを皆が知っていた時代ではないか。

オーケストラの少女
ヘンリー・コスター ディアナ・ダービン アドルフ・マンジュー
B000C98COA

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.kazelog.jp/t/trackback/14275/6447474

オーケストラの少女を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

アクセスランキング

Ajax Amazon

  • Amazon.co.jpアソシエイト
  • UserLocal
  • Ajax Amazon
    with Ajax Amazon