ボリショイサーカス
ボリショイ・サーカスを家族で見に行く。どの出し物も質が高く、楽しめた。タイミングを着実にとらえる生演奏も、サーカスを盛り上げた。ジャグラー、輪のバランス、フラフープなどは特に芸術性の高い出来映え。
イヌ、ネコ、トラなど動物の曲芸も多い。人にあまりなつかないと思われるネコが、逆立ちをしたり綱渡りをしたりして驚く。
最後に熊の綱渡りがあったが、熊がはしごをあまりに器用に登るので、人が入ったぬいぐるみかと思うほどであった。熊は綱を渡る時に一度失敗し、逆さになってぶら下がって戻ったが、後ろにいた芸人はそれで引き下がることを許さずに、「もう一度行けよ」という感じで足で押して、再度綱を渡らせた。熊はなんとかもう一方の端までたどりついたが、到着する直前におもらしをしてしまった。よっぽど怖かったのだろう。動物の芸にも決して妥協しない、徹底したプロ意識を感じるステージであった。
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